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いじどうくん1 おさめる

今回は異字同訓の使い分けについての備忘録です。

多分これシリーズになります。いっぱい有りますからねえ。


「おさめる」。マ行下一段活用の他動詞です。

「収める」「納める」「治める」「修める」の表記が代表的かと思われます。


「収める」

一番マルチな代表格です。困ったらコレ。

・中に入れる、しまう…目録に収める、棚に本を収める

・手に入れる……………手中に収める、懐に収める

・良い結果を得る………成功を収める、勝利を収める


「納める」

・相手に渡す、しまう…税金を納める、刀を納める

・物事を終わりにする…見納め、仕事納め


「治める」

・支配、平定する………国を治める、天下を治める

・正常な状態に整える…丸く治める、痛みを治める


「修める」

・学問等を身につける…医学を修める、茶道を修める

・行いを正す……………身を修める、素行を修める


それぞれの意味は、ざっくりこんな感じ。ただ、

「収める」「納める」は微妙な所で、「収納」という熟語があるように、

「物をしまう」という意味では結構どっちでも良いみたいです。

あとは熟語があれば、それで判断かな。

「収蔵」……蔵に収める

「納骨」……遺骨を納める

みたいな。


「収める」「治める」も、「正常な状態に整える(治療以外)」の意味では、どちらも使うみたい。

「騒動を治める」「丸く治める」等は「収める」でも可。


お金に関してはもの凄く微妙です。

「収金」は辞書に無い熟語で、

「納金」はお金を払う意味なので、

・一万円を収める…お金を受け取ってしまい込む事

・一万円を納める…お金を涙ながらに支払う事

になるのかな。


天国と地獄ですねえ。


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