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なんじ

(なんじ)」は、二人称「あなた」の古臭い表現、という程度の認識でいました。すみません。調べると、文語の二人称で、対等またはそれ以下の者に用いられる人称代名詞、となっているんですね。


マジですか。


賛美歌とかで「主よ汝の〜」とか普通にあるので、むしろ尊称のイメージが有りました。


ええぇ、マジですか。


同じく文語の二人称である英語の「thou」が、

神から人の、また人から神への呼びかけ両方に使われるようですので、

和訳がそれに引っ張られてしまったのでしょうかね。宗教やってる方はこういう神様への尊称とかには神経質そうなイメージが(偏見失礼)あったので、ちょっと納得いきません。


すごく使い勝手の良い単語なんですよね。読み方も、

一文字は、な、い、し、

二文字は、なれ、まし、うぬ、しゃ、

三文字は、なんじ、なむち、みまし、いまし、

など多様で、ちょっと古臭い詩や歌詞をでっちあげる時はとっても便利なのです。


この中で尊敬の意があるのは、なむち、みまし、……いまし、も入るのかなあ。

その他は、同等、親しい者、または目下の者に用いられる、とされています。

「うぬ」が蔑称なのは流石に分かるのですが。現代では単に「文語的な二人称」として認識が主流ですよね。ですよね。同等・親愛の意味もあるし、完全な蔑称ではない……はず。

なので多分私は「古めかしい二人称」として使い続けるでしょう。はい、以上が自作で「(なれ)」を使いたいが為の葛藤と言い訳なのでした!


元々は、「」+「むち」の「なむち」が語源。そう、尊称なんです。

中世から目下への呼びかけになったみたい。鎌倉〜戦国時代ですね。

これ「お前」や「貴様」と同じパターンかな。「お前」は江戸後期、「貴様」は明治以降、と卑下の意味が生じた時代は違いますが、敬語のインフレ化とかいうヤツの内でしょうか。


御先祖さま、言語はナマモノというのが私の持論ではありますが、こういう正反対のニュアンスにブレるの止めてくれませんかねぇ。


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