第0章 2話 【生物創世?】
「生物の創世?それってもしかして……モジモジ
気が早いぞ雫……。」
雫の思わぬ発言に……。
「どういうことで………… そ、そいう事じゃないですよ。アダムとイヴ的なことですよ。よく分からないですけど、神様がひとまず人類という存在を作ってそこから発展させようってことです!!」
雫は慌てて空の勘違いを直し少し照れた表情で空に言った。
なんだ……。
僕は少し落ち込んだ。でもすぐ立ち直った!!ここで僕が雫に「雫、人類を創世させるとか言ってるけど人は意思があるんだ。そう簡単に作るとか言っちゃダメだよ」と少し怒り尊敬される流れを作ってやるグヘヘヘヘ
「雫、じん……」
「でも空さん人は意思があるんですからそう易易と作ってはめっですよ」
かわいい上目遣いをした雫が空に少しお説教をすると……
やられた。なんか怒られてしまった。
僕は怒られてしまったのに何故か笑顔だった。
めって可愛すぎんだろチクショ、結婚したいな!
「雫。僕は人類は僕達がゼロから作るより自然に出来るのを待っていた方がいいと思うよ。僕あまり頭良くないから分からないけど僕達がもといた世界の海と陸を作り出せば生物は生まれるんじゃないかって思うよ。それでいいかな?」
「そうですね!流石、空さんです。」
雫はキラキラした目で僕を見つめてきた。純粋な目に目を合わせることが出来なくて僕は目をそらした。
「それじゃあいくぞ。」
「「「「海、陸!!!!!」」」」
なんかシンプルだな……。なんかカッコイイやつ考えないとな……
するとまたもや脈絡も無く海と陸が出てきた。
ここで普通にこのままにしておいたら普通の世界がおきるよな……。僕的には少し変わった世界を作りたいと思うんだけどな。
「空さん私普通の世界嫌です。どうせなら魔王と勇者てきなものがあったらいいかなぁって。駄目ですかね?」
良い!!雫の言うことだったらなんでも良い!!僕もそう思っていたしね。
だけど僕は……。まぁいいや。
「それじゃあやるよ。」
「「「魔王因子投下!」」」
あっ少しカッコイイ。
その後、特にこれといった変化はなかった。
時間がかかるものなのか、待てないな。
僕は時間を進めることを決意した。この瞬間から僕のこれからが大きく変化するとも知らずに。