第0章 1話 【交流】
僕の名前は空。特に特徴もない15歳。今日から【神様】になりました。
目が覚めるとそこは何も無い空間がひろがっていた。……何もなくはなかった。美【幼女】がそこにはいた。彼女の名前は雫。トラックに轢かれそうになっていた所を助けそこなって死なせてしまった子である。彼女も僕と一緒に【神様】をすることになっている。
「空さん、空さん!聞こえてますか?」
可愛い幼女の雫が喋りかけてきた。
「何?雫たん」
「雫たんってなんですか!もぉ。それよりこれから何しますか?私はなんだかワクワクしてきましたよ。……恥ずかしながら元いた世界では親しい人がいなかったもので。友達とか親とかとあそんだことなかったんですよ。ハハハ」
雫は死んだことを悲しんでいるそぶりさえも出さずに真っ直ぐな瞳で空の目をみている。
空にはその事が不思議でならなかったが気にすることをやめ雫の目をじっと見た
「雫、大丈夫だぞ!僕も友達と遊んだことほとんど無い!エッヘン
それじゃあやることも無いし遊ぶか!」
「はいっ!遊びます!空さん。 ところでどうやって?物とか何もありませんよ?」
辺りを見渡しても白い場所が広がるばかりで何も無い。空は横にいる雫を見ると雫はどこか期待した瞳で空を見つめている。
そうだった。何も無かった。……いや今僕らは神様なんだ。なんでも出来るはず。よしっ、
気合いを込めて叫んだ
「「「ゲームセンター!!!!!」」」
するとなんの脈絡もなくゲームセンターが現れた。下の方からゴゴゴゴゴッてな感じで。
出した空も期待はしていたけどどうなるか分からなかった雫も目を丸くして驚いた。
おおおお!!ゲームセンターだ。僕も見たことは勿論行ったこともないリアルが充実している奴らのたまり場だ。
「雫、ほら一緒に遊ぼうぜ」
知識はないが今は雫を楽しませたい、喜ばせたい、一緒にいたいということしか頭にはなかった。
「空さん、クレーンゲームやりましょ!それとプリクラ、それとそれと……」
最初の冷静な雫とはうってかわって1人の少女の顔になっている。
空もその事に気づいて雫の手を取りゲームセンターの中に入った。
ウィーン「おおお。ゲームセンターだ。これがラノベ主人公とかの初デートなどでキャッキャウフフしているリア充空間。」
雫同様来たこともない場所に興奮する空も目がキラキラしている。普段ならば人が沢山いて絡まれるんじゃないかと思うが2人だけしか居ない空間ということもあって興奮した表情で雫の手を引っ張った。
「空さん、ケースの中にぬいぐるみが入ってます。これをとって遊ぶのがクレーンゲームという物体ですね。」
雫の目にはクレーンゲームしか入ってない。
雫は興奮しながらクレーンゲームをバシバシ叩いているとお金を入れてなくても動き出した。
あっ。クレーンゲームって金いらないのか。
行ったこともない空はそんな有り得ない状態には気が付かず雫の横のクレーンゲームをやり出した。
「よしっ。取れた。なかなか簡単だな。」
やり進めて景品を取りまくっている時に雫が空に話しかけた。
「空さんはどんな友達がいるんですか?」
雫の何気ない質問に空はくちをごもごもしている。
「えっと……。」
「?」
「右手に黒龍がすでいる奴と、左手が封印されてる奴それと背中に羽が生えた奴、両足に悪魔が取り付いたやつそれと……」
「空さんの友達って凄いですね。私の友達は頭の上に天使の輪っかがついてる友達しかいませんね。その友達とは学校では喋るけど遊びに行ったことは無かったので空さんと遊べてよかったです。」
雫の友達もいかれてやがる!。
「空さん、ゲームセンターを普通に作れたっていうことは他のものも作れるんじゃないですか?例えば……えーと生物?とか」