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第2章 月光帝国ヨルカ軍・カクタウス城防衛戦

『水の妖精・ビラフェリー』と『女剣士ラリア』は

『カクタウス騎士団長・エスマ=ルーン』と共にカクタウス城の防衛に備えた


───そして ついに 月光帝国ヨルカ軍が首都カクタウスに攻めてきた

首都カクタウスの門番として配置された兵士も

率いれたヨルカ軍兵士たちによりあっけなく一掃された。

首都カクタウス一般の民も安全なところへ全て避難し首都カクタウスが

一時的に戦場となってしまった。



月光帝国ヨルカ軍の兵士たちは各部隊に分かれ、民家や店を襲い始めた。

燃え盛る炎と共に月光帝国ヨルカ軍の戦争行動が始まったのである


本陣であるカクタウス城で防衛メインと配置された

『水の妖精・ビラフェリー』と『女剣士ラリア』は荒らされた民家や店を見て

悲しい思いになってしまったが 前々からこうなることは承知であり

今回の戦いは必ずや勝ってみせると心に誓った。



───カクタウス城 王座


王座へ駆けだしてきて報告しに現れたのが城の兵士であった


「ボニッツ王、月光帝国ヨルカ軍が我が城の門まで進軍してきました。」

「ふむ、わかった、各兵士と将軍らは月光帝国ヨルカ軍を一掃しながらこの城を守り続けてくれ」

「我が城は簡単に落ちるわがないっ! こころしてかかれよ!」

「はっ!!」


『ボニッツ=カクタウス王』の令により兵士たちも若き上昇のようだ

しかし、『ボニッツ=カクタウス王』はなぜ我が娘を狙っているのかが分からず今でも考え込んでいるようだ


「月光帝国ヨルカ軍め、何故わしの娘 ユイ=カクタウス姫を狙うんだ、理解できん!」


月光帝国ヨルカ軍がついに城侵入を許してしまった


防衛配置されていた2人も行動開始した


「御姫様を守るため 絶対にとおしませんっ」

「何人兵士がこようがうちらの実力みるがいい。」


『水の妖精・ビラフェリー』と『女剣士ラリア』が戦闘開始した。

月光帝国ヨルカ軍の兵士は武将も含め 150000体という大軍である

こんな大軍で城は守れるかちょっと不安になるが 戦略によっては大軍でも勝てる方法はある

今の状況、雰囲気からして 互角な戦いが続く



『エスマ=ルーン騎士団長』は城に侵入した敵兵士たちの状況を見て

騎士団の兵たちをうまく動かしていた


「月光帝国ヨルカ軍は夜に強い軍団だ、夜明けまで耐える方法しかない」


騎士団長は普通に冷静な判断で答えてはいたが 今の状況、耐えられるかが問題である。



────戦争が始まって2時間経過


☆キン カン キン カン パキン グサッ ドカ!!☆


闘いの効果音の音が城全体に響く中

戦争はまだ終わらない。


そんななか 一部の月光帝国ヨルカ軍の兵士らも戦いに巻き込まれながら

カクタウス城の王座までやってきており『ボニッツ=カクタウス王』も負けずとして

数人の敵兵士たちもなぎ倒して続けていた。 彼の剣術としては見事な腕前であった。


「わしもずっと剣術にこだわってた 我が娘を守るためにな!!」


『ボニッツ=カクタウス王』も怪我押しながらも 戦い続けていた、相当まだまだ体力はあるようだ


────カクタウス城 姫の部屋

『ユイ=カクタウス』姫は窓から戦争状態の姿を眺めていた

姫も不安と気持ちに閉ざされ色々悩んでいた


そんななかカクタウス城に雇われているメイドさんが声かけてきた


「如何ですか? ユイ姫様」

「ええ、今回の戦争で…私狙われているんですよね」

「はい。」

「でもどうして私を狙うためにこんなにめちゃくちゃにしないといけないんですか!?」

「私、全くわけがわからないです、そんなことで戦争するなんて。」


姫様は涙流しながら くだらない戦争の事で ほとんど暗い気持ちになってしまったようだ、


「お気持ちはわかります、ですが、あなたはこの城で一番魔力を持っているお姫様」

「あなたが狙われるのも無理もないです、ですが彼ら軍団諦めるまで戦い続けるしかないのです」

「もう少しの辛抱です お願いします。」

「・・・。」


メイドさんは優しい語りで姫様を慰めた それでもまだ城ないと街の中の戦争は続いていた。



────カクタウス城 王座


ついに月光帝国ヨルカ軍の兵士を率いれた将軍もついに王座まで現れた

王座まで追い詰められた『ボニッツ=カクタウス王』はピンチの中 その時

『水の妖精・ビラフェリー』と『女剣士ラリア』そして

『エスマ=ルーン騎士団長』も加勢に上がってきた


どうやら今の敵兵士の数ではカクタウス城の兵士も足らずだったようだ。


「ボニッツ王!」

「エスマ そして妖精に剣士も・・・すまぬ・・。」


「うちらが王座の範囲守ってやるよ こんどこそひめさまはわたさない!」

「ごめんなさい、王様 力不足で」

「いいんだ、兵士不足だったのが悪いんのだ」


王座の範囲が既に月光帝国ヨルカ軍に包囲された


包囲されて 3時間 ビラフェリー達はいよいよ体力も尽きてきた

夜明けまでカクタウス城が落とされるのも時間が間に合わない


月光帝国ヨルカ軍達は一気にそう攻撃してきた時だった


「おねがいですっ やめてくださいっ」


声かけてきたのは『ユイ=カクタウス姫』だった、

敵兵士や将軍たちも一時的動きが止まった


「お願いです、私をとらわれるという事はわかっておりました」

「ですが、街や城を荒らすために 私を捕える目的だなんておかしいです」

「そんなことまだ続くのであれば 私こそ居なくなるかとらわれた方がましだと思いました」


今の発言『ボニッツ=カクタウス王』も驚いた。


「何を言うんだ我が娘 お前がいなくなったら私は!!」

「お父様、ごめんなさい でもみんなが戦争せず無事にいればいいのです」


姫様も泣きながら語った 王座の周りにはどんーんと空気が流れ込み流石の敵兵士と将軍も

今や攻撃仕掛けてこなくなった。


「だから、せめて最後の力を出して戦争終わらせます!!」


『ユイ=カクタウス姫』が不思議な力を出した

その時気付いたのが 『水の妖精・ビラフェリー』はあの時

『泉の精霊チェルレイン』様が出した魔法とよく似た事に気付いて声を出した。


「!・・・・だめです!! 姫さま、その魔法は!!」

「ん? どうした妖精よ」

「あれは、私のお姉様 泉の精霊チェルレインが使っていた究極の魔法!!」

「な・なんじゃと!?」


間違いなく『ユイ=カクタウス姫』が出している魔法は『泉の精霊チェルレイン』様と同じ

あの究極の魔法だった たとえあの魔法 王座の周りで使ってしまったら

城ごと吹き飛ばされるにきまっている 『ボニッツ=カクタウス王』もこの魔法の事はよく知っており

止めに入った さらには

『水の妖精・ビラフェリー』と『女剣士ラリア』そして

『エスマ=ルーン騎士団長』も『ユイ=カクタウス姫』も止めようとしたがが

出している魔法の力に身動きが取れなくなった。


『ユイ=カクタウス姫』は魔法を放たれる前にこう王様に語った。


「お父様、ありがとう これも今まで悩んだ末選択でした メイドさんも同じように止めようとしてたけど」

「皆の気持ち受け入れなくてごめんなさい…」


悲しみにあふれた言葉に 『ボニッツ=カクタウス王』も涙を流した。


「娘…すまぬ…もっと大切にしてやりたかった…」

「いいえ、お父様 私は十分お父様の気持ちに受けいられる事ができて幸せです。」


『ユイ=カクタウス姫』の優しい笑顔と共に究極の魔法は放たれた


魔法の威力の範囲に呑みこまれる敵兵士と将軍はあっという間に姿を消した

『水の妖精・ビラフェリー』は『泉の精霊チェルレイン』様と同じ事が起きてしまったと思い

涙が出てしまった 『女剣士ラリア』はそっと『水の妖精・ビラフェリー』に慰めた。


そして魔法の威力はおさまり 『ユイ=カクタウス姫』はその場で倒れてしまい帰らぬものになってしまった。


ちょうど夜が明け月光帝国ヨルカ軍の城外に居る兵士らも街から撤退し始めた


しかしカクタウス城は城は守られても姫様を失った事で暗い雰囲気にとどまってしま去った


次の日 カクタウス城の出入りは一時期禁止されてしまった



今回の件で『カクタウスギルド長・ラルネ』に報告し 一息はついたが

これから『水の妖精・ビラフェリー』はどうすればいいか自分も悩み始めたようだ。



月光帝国ヨルカ軍の防衛戦がおえて2カ月がたった


『水の妖精・ビラフェリー』と『女剣士ラリア』は

セリディール大陸を救うため更に旅に出る事になった。

次の目的は 魔法首都マーバリウェスの マーバリウェス城である。

『ユイ=カクタウス姫』と『泉の精霊チェルレイン』様が使っていた究極の魔法を詳しく聞き出すために

向かうのであった。 そして 次の朝 首都カクタウスを後にした。

次回は 魔法首都マーバリウェス向かうためエピソード進めます。

月光帝国ヨルカ軍側の別エピソードもいずれは作る予定。

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