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日記  作者: 坂上きつね
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 「人生とは何か」について、あまりにも考えてしまうので、自分は哲学者的気質があるのかもしれないと思い筆をとった次第です。自分の考えていることを読みやすい文章にして書いてみます。


 人を愛する人生。


 昨日、大叔父の妻の葬式に行ってきました。理由は父に誘われたからです。せっかくの春分の日の休みを放棄してまで行く価値があるかどうかわかりませんでしたが、父が報酬をくれるというのでなんとなく行ってみました。大叔父は43年生活保護を受けているというので、どんな貧乏くさい人かと構えていましたが、会ってみるとすごい穏やかな人でした。

 葬儀が始まり、生活保護を受けているので簡易的な葬儀でしたが、棺が開けられ、大叔父は冷え切った妻に会いました。完全に作家モードだった僕は大叔父の様子を観察していました。大叔父は人生に感謝した表情で妻を見守っていました。僕はその時思いました。そうか、これもまた人生の形のひとつなのだと。大叔父は人を愛する人生を送った人でした。生活保護を受けて、妻と43年間貧乏飯を食った仲はさぞかし深かったことでしょう。

 人を愛する人生はたしかにそこに存在した。それが昨日の僕の一日を無駄にして得た教訓です。

 大叔父の家まで車で片道四時間。父はこう言いました。「男は金を稼げばいい」。これもまた人生の形の一つです。人生とは個人個人形が違うものだとつくづく感じました。

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