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風を追う — オートレーサーを目指す少年  作者: sasaki


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36/50

結果発表!

合格ライン

翌日テスト結果発表

昨日とは違う種類の緊張が漂っていた。

榊「まずは――三浦」

三浦「はい」

榊「……80点だ。よくやった」

三浦「ありがとうございます」

高梨「うわぁ……まじかよ……」


榊「次、成瀬」

成瀬「……」

榊「……95点。問題なし」

成瀬「……ありがとうございます。」

相馬「やっぱ強ぇな……」


榊「白石」

ひかり「はい」

榊「……92点。安定している」

ひかり「ありがとうございます」

まどか「ひかりさん、すごい……!」

高梨「くっそ……レベル高ぇ……」


榊「桐生」

まどか「は、はいっ……!」

榊「……88点。よく頑張ったな」

まどか「ほ、本当ですか……!?」

相馬「やったじゃん、桐生!」

ひかり「努力の結果ね」

まどかは胸を押さえてほっと息をついた。


榊「相馬」

遼「……!」

榊「……90点。まぁ出来てる方だな」

遼「よっしゃ……!」

高梨「お前もかよ!?」

ひかり「相馬、やるじゃない」

まどか「すごい……」

遼は照れくさそうに頭をかいた。


そして――

残るは一人。

高梨の顔が青を通り越して灰色になっている。


高梨「……っ」

榊は答案を見て、

一瞬だけ眉をひそめた。

高梨(心の中)

(終わった……俺の人生終わった……)

榊「……お前の点数は――」

高梨「ひぃっ……!」

榊「――61点だ」

高梨「……え?」

相馬「ギリギリじゃねぇか!」

ひかり「合格ライン60点よね……?」

三浦「つまり……」

まどか「高梨くん……合格……?」

榊はため息をつきながら言った。

榊「……ギリギリ合格だ。

だが“黄旗=帰れ”はなんだ。

どういう意味だ」

高梨「す、すみませんでしたぁぁぁ!!」

教室が笑いに包まれた。


まどか「よかったぁ……!」

相馬「高梨が落ちてたら笑えなかったな」

ひかり「いや、ちょっと笑ったかも」

高梨「ひどくね!?俺頑張ったのに!?」

三浦「でも合格は合格だよ。おめでとう」

成瀬「……(小さく拍手)」

高梨「桐生・成瀬さん!!優しい!!」

6人はそれぞれの形で安堵し、

次の訓練へ向けて気持ちを切り替えていった。








緊張

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