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人生は芸術である!!

ダメ人間の素質を持つ男、富田健二。この男はバイトを探すだった。

 とりあえず、人生は爆発である!!

 この世は才能が全てなのだろうと思う。


努力すればいいのだと言い張る輩もいるが、それは努力できる才能があるのだろう。

 

 富田家に生まれ、富田健二として生きてきたこの16年間。俺はどうしてこうなってしまったのか悔やんでいた。


 初めは良かったのだ。

 そう、幼い頃は、友達とのほほんと遊んでいるだけで良かった。

 

 だがしかし、義務教育を終えてからはどうだ。いきなり勉強が難しくなり、途端についていけなくなる。周りは自分よりも勉強も運動もでき、何だか大きな差を感じ、素直に接することができないでいた。色々と悩んでいる間に、赤点を大量に取り、取り返しがつかなくなった。

 

   ──俺は高校を中退した。


   ──俺は引きこもった。


 ニートを満喫する俺を見放した親は、俺を家から追い出し、俺はニートからホームレスにジョブチェンジした。

 その後、生活のため、バイトを始めてみたのだが、俺はとてつもなく働くセンスがなかった。レストランのバイトをした時は、客の顔にパスタを何度もぶちまけた。遊園地の着ぐるみのバイドでは、着ぐるみの頭がふっ飛び、子供達にトラウマを植え付けた。

 そんな感じにやらかしていた俺は『ライバル会社のスパイでは?』とささやかれ、終いにはクビになる。

 こうして俺は1年ほど食い繋いできたのだが。どうしたものか…

 このようにして今の状況になってくる。


 いや、別にニートの本領を発揮し、この期に及んでもまだ働きたくないなどと言うわけではない。

 ただ、流石にここまで社会に不適合だと思い知らされれば嫌にもなるだろう。


 俺がスマホで新しくバイトの求人募集を探していた時、俺ならすぐにクビになりそうなバイトが並ぶ中、1つの求人募集が目に入る。

 そこには、『面接不要』、『月百円』と記されて…



 「は…? ふざけんなよ?」



 つい声に出てしまった。

 待て、俺は間違ってない!何だこれ、ふざけてんのか?月百円って何だ。

 とんでもブラックバイトじゃねぇか。


   ──翌日

 俺はやれた白シャツとズボンを着て、例のブラックバイトの集合場所に来ていた。

 昨日

 このバイト見つけた後、数多くのバイトをしてきた俺は、割と金を持っていたため、余裕があり、試しにやってみるか と求人に応募すると、


 すぐに返事が来た。


「行けそうな時に言ってくれればいい」とのことだ


 明日は暇だと伝えると、では早速、と言うことで

 今、例のバイトの集合場所である、街中の普通の一軒家の前で、今に至る。



 とりあえず、インターホンを押し、



「求人を拝見し、応募させていただいた

富田健二と申しま…」

「朝からうるさい、早く入れ」


 俺が挨拶をしていると、突然ドアが開かれる。そこから腰まで伸びた金髪の12歳くらいの白いワンピースを着た美少女が現れ、俺の言葉が遮られた。


「ちょ、ちょっとお嬢ちゃん、親御さんを呼んで来てくれない?」


「お嬢ちゃんと呼ぶな、私が雇用主だ。というか早く入れ」


と、話していると。


「あぁ!バイトさんね!ごめんなさい遅れちゃって」


 同じく金髪のお姉さんがパジャマで慌てて出てきた。

 家に上がり、ソファーに腰を下ろして、俺は改めて自己紹介を始める。


「俺の名前は富田健二です。16歳です。バイトの経験は一応…かなりあります。よろしくおねがいします」


「はぁい、ありがとうございました。じゃあこっちも自己紹介しないとね!」


 俺と向かい合うように座ったお姉さんが微笑みながら


「私の名前はアリア、この子は私の妹のベノ。よろしくね!」



 アリアにベノと呼ばれた少女が、


「ベノだ。足引っ張るなよ、バイト」


 なんて生意気な小娘なのだろう。


「ところで俺は何をするんですかね?」


 そもそも俺はバイトの内容を知らないのだ。


「えっとね、バイトくんにはね、ベノのお守りをして…」

「お前には私について来てもらう。それだけの簡単な仕事だ」


「お守りって何だよ。絶対簡単じゃないよな。何させる気だよ」


 勢い余ってタメ口になってしまった。


「ますお前には教えないといけないことがあるな」


 ソファーから立ち上がり、なぜか興奮気味のベノが言った。

 アリアが心配そうな顔をしているが、本当に俺に何をさせる気なのだろう。


「人間ってのは、蛾みたいなもんだ」


 一体何を言い出すんだコイツ。


「灯りに群がる蛾と同じように、人も光に惹かれるということだ。人に好かれる奴には何か光る物があるだろ?」


「なるほど…俺に光るものを感じたってことね」

「なぜそうなる。お前は何もないからバイトクビになりまくってるんだろ」


 なぜ知ってるんだ!?


 腕を組み、呆れたような顔をしたベノが続ける


「そんなことより、私は光を見たい。前人未到の究極の光を見つけるんだ」


「そーかいそーかい、そりゃーよかった。お年頃か?そういのはあんまり言わないほうがいいぜ」


 おちょくる俺に、ベノの顔が引きつる


「別に私は遊びたい訳じゃない。究極の希望の光を見る。そのために、希望の対の存在、絶望の底をを探しに行く!」


 急にテンション高いな。


「てか、絶望ってどうやって探すんだ?」


「それはもちろん依頼だよ」


  依頼?

「わざわざ誰かに依頼すんの?」


「いや、依頼を受ける。とびきり危険な命懸けのを」


「というわけで!ここに依頼リストあるから、好きなの選んで行ってらっしゃい!」



 ──数時間後、路地裏にて…



「しくじった…」

「何やってんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぉぁぁぁぁぁぉぁぁぉぁぉぁ!!」



 俺とベノの2人は今、

 怪しげな黒服の男たちに追われていた。






 



 

 

 

あらすじのまんまな内容になってしまいました。初投稿ですので、読んでいただければ幸いです。

 ここまで呼んでいただいた方に感謝。

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