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7/68

未定7

(これは──)

撫で続けて気付いたのだが、その子の耳は少し尖っているような。

それに…青髪か…。


ё名前─不明

ё種族─ハーフエルフ

ё年齢─5


自分の観察眼にて見える範囲のステータスが開示される。

とりあえず、見られる&見たい部分を表示させたが──。


(ハーフエルフか……道理で)

年齢は5歳か、本当に同い年だな。


「──!! だ、ダメ……」

自分の手が頭を撫でているのと、耳を触っているのに気付いてか。

落ち着いて来たその子は咄嗟に両手を耳に当てる。


「耳は隠さないとダメって──ママが……」

「耳……?」

それでカーラとトーリも気付いたのか、その子の耳を見る。


「あら……」

「そういうことか──」

カーラとトーリは何かを察したように深刻そうな顔を一瞬だけ覗かせたが、その子にはバレなかったようだ。

直ぐに笑顔になり、安心させるように言葉を投げ掛けるのだった。


「私の……名前は……レイって言います」

たどたどしくもその子はレイは自分の名前を教えてくれる。


「良い名前だわね」

「あぁ──そうだな」

カーラとトーリは微笑む。

僕もそれにつられて顔が弛むのが分かる。


「とりあえず、何か食べましょう?」

「そうだな! 詳しい話は食べ終わったら話そう」

そしてカーラはキッチンへ、トーリはまだ服装も汚れてはいたが、レイ含めて最低限綺麗にして食卓へと向かう。

自分も空気を読んでその後に続いていくのだった。

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