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未定33
違和感は感じていた。
空気に何かが含まれてるような。
違和感を感じてからは僕本来の危険察知のアラートが鳴り初めていた。
それはスタンピード争闘が始まって徐々に強く、けたたましく──。
リベンジだ──。
そう聞こえた気がした。
そこからは展開は早かった。
何と違う方角からコボルトの集団が──いや、その背後には居たらあり得ない。
上級パーティーが束になって挑むと言われている。
コボルトジェネラル……いや、あれは魔族化してるのか?!
そいつが現れていた。