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未定31
凄い鳴り響いてるな──。
なかなかの具合だ。
デミタウルス程ではないが微弱な反応から正確に感じるようになってきている。
そして、発見する。
「シッ──」
そう言ったのは誰からか。
とりあえず皆同じく思ったのだろう。
コボルトダンジョンと皆が言ってる場所からコボルトが溢れて居るのだった。
それに数が多いな──。
先のは先兵とも言うのだろうか?
彼らは集まっては報告しあってるようにも見えた。
(戻ろう──)
うん──と口には誰にもせず、頷きつつ、皆で音を立てないようにギルドに戻り、調査報告をするのだった。
それから数日後にコボルトダンジョンのスタンピードの報告がなされるのだった。