未定③
(それからは──まぁ、何もない)
いや、何もないというのは嘘だ。
スキル項目を見てはどんなスキルがあるかを見ては心踊ったり、取れそうな項目があれば、習熟度が上がればスキルポイントを使用しなくても取れるみたいなので取得していたりしていた。
赤ん坊なので出来る範囲は限られるけれども、有意義なものだと思う。
エクストラスキルというのは他人からは見えないものらしい。
それこそ、第六感やら言い得ると本当に神の祝福的な扱いらしい。
なので、神の祝福とペルソナの項目は誰からも見られる心配は無いらしい。
そして、神の祝福はこの世界の手引きみたいな物も集約されていて、スキル項目のその中の一部だったりする。
ペルソナに限っては正直まだ良く分からなかったりする。
ただ、自分の捉えた? 把握した者の能力が仮面に集約されていき、仮面を身に付ける事によって自由に制限無く使用できるらしいが──。
(ぶっちゃけ……チートならぬ壊れスキルではないかと思う)
どんどん知らない内に能力やらスキルが増えていってるので、正直把握するので手一杯だったりするのだが──それは赤ん坊。
寝るのがお仕事ということで四六時中、スキルの把握と能力について調べては母のミルクを飲んでは眠っては調べてを続けていた。
『おぎやぁ……あぶぅ──』
つい本音が溢れてしまったが伝わらないだろう。
あぁ、最高だ──これが理想的な生活か。
こんなことを言ってみたのだったりする。