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29/68

未定29

ёコボルトの討伐

ダンジョンから出てしまった可能性があり

数匹の討伐を

討伐数に応じて報酬の増減あり

※調査も含まれ──必要なら報告を


「コボルトか──」

「私もたまに見る!」

「あたしも──」

道中、のどかな開けた道を皆で歩いている。


調査区域までは徒歩でもそう遠くない場所だ。


「ここから調査区域かな?」

「さて、コボルトは居るかなー?」

シュンの声にリンもワクワクした感情を抑えられないように声を返している。


  *


「なかなか居ませんわね?」

「ダンジョンから出た可能性は無さそうかな?」

マリとバルの2人の声を小耳に挟みつつ。


危険予知を持っているレイと自分は同じ方向を見ていた。


「どうしたの? トオルくん? レイちゃん……?」

「リン──みんなも用意して」

「どうしたというのです?」

リンの質問にレイは端的に応えたが、マリがそれを確認しようとしてレイの真剣な表情に当てられたのか戦闘の用意を始める。

それに当てられたのか、皆も手早く準備を終える。


「トオル? 居るのか──?」

『居る。近付いて来てる──来た!』

そして、数匹の固まったコボルトパーティーが目の前に現れる。


コボルトと言ってもなめたらいけない。

弓やら槍、剣など。

特殊個体に限っては魔法を使えるのも居る。


そんなコボルトが数匹がパーティー──徒党を組んで現れたのだ。


「野生っぽくないな。感覚だがダンジョンみたいな統率性を感じる」

「そうだな!」

バルの指摘にシュンは頷く。


間違えてない。


ёコボルト──ダンジョン


鑑定眼にて詳細を求めたら、生まれが見えてくる。


「スタンピードの兆候ですの?」

「マリちゃん! とりあえず倒そう!」

「トオル……どうする?」

『シュンとバルはリンとマリと協力して! レイは後ろから魔法の援助を! 自分は相手をかき乱す!』

サッ──と相手へと詰め寄る。


ペルソナ状態で無くとも、僕のスペックは──結構熟練度もスキルもステータス自体が底上げされている。


問題はない──けれども、問題があるとしたら。

おっかなびっくりになっている皆だろう。

実戦だ、訓練とは違う。


皆をサポートするように間引きながら、初のコボルト戦を終えるのだった。


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