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未定28

「うぉー! これがギルド証明か」

手の甲から浮かび上がる文字を見てシュンはテンションを上げている。


「確かに──これは良いな」

バルもクールな顔が少しだけ緩んでる。


「これであたしも──」

同じくクールのマリも緩んでる。


「やった! これで冒険出来るね!」

「うん!」

『そうだね──』

リンの喜びを見つつ、レイと自分も文字を見る。

自分の名前──トオルにランクEの文字。


どこか安心したようなレイの表情を見て、自分も顔が緩むのだった。


「とりあえず冒険行ってみないか!」

「そうだな」「そうね」

「行く行く──!!」

そう言って、とりあえず皆で受付へ──。


「ジィー────」

「ん? どうしました?」

目の前の受付嬢──セーレさんは無言で僕を見てくる。


「いえ、人違いでした」

「トオルに似てる人居るんですか?」

「いえ、最近たまに美味しいクエストを用意──いえ、あると現れるのですがシエル君に似ているような気がして……はぁ」

「──!」

最後に大人の色気といいますか、ため息1つ吐いているセーレさんが居たが、まだ子供のシュンには早すぎる?!

ちょっと、シュンには大人の色気が当たるのは早すぎたようでよろけていた。


「「シエルくんに似ているのですか!!」」

リンとマリはハモってるし、バルもふぅーん──と言いつつ興味津々なようだった。


「──」

レイだけは何とも言えない顔で自分を見てきていたが──。


「そうですね──普通はDランクですが…、この人数でしたらソロ用のでしたら大丈夫かもですね! コボルトの討伐をお願いしようかしら?」

おや? この人元からお勧めレベルが高いのを上げてくる人なのだろうか?

まぁ、コボルトか──。


「コボルト数匹なら大丈夫そうね!」

「あぁ!」

マリとシュンはテンションを上げている。

かくして、僕らは初のギルドクエスト──コボルトの討伐に行くのだった。


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