未定21
『よっ! よっ! ──よいしょっと!』
1階層をマッピングしながら、宝箱とか無いかも確認しながら進み終わる。
ё探索 7
ё罠感知 7
ёトラップ解除 7
普通なら専用のシーフ職とかパーティーに寄っては必要なのだろうけれども、自分の場合は必要ない。
ヒーラーとか、魔法使いとか呼び名は色々とあるが。
その人の特性を捉えてそう言っている面はある。
人は人で亜人は亜人。
生き物の括りはそれだ。
そこに得意不得意が普通はあって、その得意によって区分けしてるに過ぎなかったりする。
自分みたいに全てが得意──いや、MAXとかに出来る可能性があるのは以上というやつだ。
熟練度の上がり辛さや限界は普通はあるらしいが──エクストラスキル神々の祝福の影響か、自分にはそれがリミッター解除されてるようだった。
ステータスもスキルポイントも周りの常人に比べたら異常と思える位に増えるし、スキルポイントに限っては振る必要性が皆無なのでモンスターを倒したり、世界、神々に貢献する事でどんどん増えていっている始末だった。
『ここは3階層か──っとなるとここが最後かな』
スタスタと歩きながら襲いかかって来るミノタウロス達を処理しつつ、宝箱があれば中から回復薬やお宝があれば空間魔法で収納していく。
空間魔法はスキルレベルに応じて許容量がバカみたいに増えて行くのが分かった。
そして、ペルソナの恩恵そのままを本来の自分にもそれが適用されたのは嬉しい誤算だったりした。
とりあえず、そんなこんなで3層の大きな扉の前に立っていた。
マッピング的にもここが最後の部屋だ。
『さてはて、何が出るかな……』
扉に手を掛けて僕はそっと押し開けて中へと入っていくのだった。




