表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
78/179

フェイク78 雪空の勝利

『ライトニング』が落ちると同時に敵が健在だった時の為の時間稼ぎに少しだけ後方へと移動する。

雷が落ちた場所を確認するが、うっすらとモンスターらしき影が見えている。


「凛くん!『エクスプロージョン』

「そこかっ!『ライトニング』」


影に向け再び二人でスキルを放つ。

影が消えて無くなったので今度こそ倒せたようだが、前方への注意は切らさない。

目を凝らして前方を見るが、雪が強くなっているのか更に視界がわるくなって来ている気がする。

これで日が落ちてしまうと全く見えなくなってしまうので、どうしてでも早く終わらせる必要がある。


「凛くん、います!」


俺には見えないが、葵には見えているようだ。


「そこっ!『エクスプロージョン』」


葵が前方に向けてスキルを放ったので、俺も葵のスキルの発動を頼りにこうげきを開始する。


『ライトニング』

「凛くん! まだです! 『ウィンドカッター』」


葵のスキルにより一瞬視界が晴れ、その先の敵モンスターを視界に捉えることが出来た。

ジャガーマンか! 

今の状況とは最悪ともいうべき相性の悪い敵だ。この悪天候の中、高速移動されると捉えることが困難になってしまう。


『ウィンドカッター』


俺も葵に続けて風の刃を放つ。俺の半減した刃では、葵ほど視界は開けなかったが、それでもジャガーマンの姿を捉える事は出来た。

あと何体いるのかわからないが出し惜しみしている場合じゃない。


「見えた!『ボルテックファイア』

「凛くんまだです。『エクスプロージョン』 『エクスプロージョン』」


葵も考えは同じようでスキルを連発するが、どうしてもワンテンポ遅れてしまう。

ジャガーマンはまだ健在だ。


「葵は『ウィンドカッター』で視界の確保を! 俺がしとめるから」

「わかりました」


どうしても連発するとタイムラグが出て、ジャガーマンのスピードに遅れをとってしまうので、俺は攻撃に専念して葵の視界を確保してもらう。


「凛くん、いきます!『ウィンドカッター』」


葵のスキルが正確にジャガーマンの居場所を切り開く。


「決まれ!『ボルテックファイア』」


俺は即座にスキルを発動してジャガーマンに炎雷を叩き込んだ。


「やったか?」


炎雷がジャガーマンに命中するところまでは見えたが、また雪によって視界が遮られてしまい消滅は確認出来ていない。


「凛くん、多分しとめたと思います」

「うん、あと何体いるんだろう?」

「わかりませんが、既に三体倒したのでいたとしてもそう多くはないと思います」

「そうだね」


その後しばらく臨戦態勢のまま前方に注意を払っていたが、モンスターが現れる事は無かったので、どうにか魔核を探し出し帰る事にした。

ただ帰りは、完全にロードサイクルを使う事が出来ず、雪の中を押して帰る頃になってしまった。

葵と並んで帰ったので辛くは無かったが、とにかく寒くて雪模様の中ではカイロも余り役に立ってはくれなかったので家に着くと同時に速攻でシャワーを浴びた。

【読者の皆様へお願い】


いつもありがとうございます。

皆様のブックマークと☆ポイント評価で筆者のモチベーションが保たれています。

興味を持たれた方は是非ブックマークとスクロールして下部の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にお願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  ▼▼▼ 画像をクリックすると紹介ページにアクセスできます ▼▼▼  
表紙絵
  ▲▲▲ 画像をクリックすると、紹介ページにアクセスできます ▲▲▲  
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ