表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
171/179

フェイク171 空飛ぶあれ

大変ご無沙汰しています。

現在モブから4の書籍作業をおこなっていますが、一段落したので、途中となっているサバイバーの続きを書きました。

本日書いたばかりです。またそのうちモブから4の作業にかかりますが、それまでの間に少しづつ投稿をすすめたいと考えています。

「終わったな。お疲れ様、葵」

「はい、凛くんもお疲れ様です。それじゃあ帰りましょうか」

「うん、そうしようか」


俺たちはトロールとの戦闘を無事終えて、帰路につく。


「贅沢を言えば『瞬光』を使って見たかったんだけど、なんかその前に終わってしまったな」

「それだけ凛くんが強くなったということです。相手はトロールですから、本来弱いということはありません」

「そうだよな。最近結構、上位ランクのモンスターと戦う事が多かったせいか、感覚が麻痺してるかも」

「それは私にもわかります。普通のEランカーはこんな激闘を繰り返したりはしないと思います。もしかしたら凛くんはそういう星の下に生まれついたのかもしれませんね」

「葵、そんな星の下なんか無いから。運命的に頻繁にイレギュラーに巻き込まれるなんて嫌すぎるでしょ。今までだって、いっぱいいっぱいなんだから、これ以上は勘弁してほしいな。また倒れちゃうよ」

「ふふっ、そうですね」


葵と談笑しながらロードサイクルを漕ぐ。

モンスターをノーダメージで倒せたので、ゆっくりとした平穏な時間が流れる。

俺は葵とのこと時間が結構気に入っている。


「凛くん、あれってなにか大きくなってるような気がするのですけど」

「え? どれ?」

「あの空にあるあれです」


葵に言われて空を見上げると、空中に豆粒ほどの点が見える。

そのまま見ていると確かに大きくなっているような気もする。


「葵、あれって何だろう」

「飛行物には違いないと思いますが、この辺りに飛行機が飛んでいるとは思えませんし、飛行機にしてはスピードが遅い気がします」

「ヘリっぽくもないよな」


飛行機ではない飛行物。そしてかなり距離があるにもかかわらず目視できる大きさ。


「もしかして……」

「はい、まず間違いなくモンスターだと思います」

「飛行型のモンスターか!」

「はい。おそらく。ですがどう考えても私たちが戦ったことのあるハーピーとは違います」


ここからでもわかるが、ハーピーとは明らかに大きさが違う。


「飛行型のモンスターで移動しているのであれば、他のサバイバーは捕捉できていないかもしれません」


ロードサイクルを停めて近づいてくるモンスターを注視する。

色は茶色か黒っぽい。何となくだが鳥ではなさそうだ。ただよく見ると、翼らしきものの羽ばたきとともに少し上下しているのがわかる。

俺の少ない知識の中であれに類するモンスターがひとつ頭をよぎる。


「まさか……ドラゴン」

「そうなりますね。あの感じ間違いなさそうです」

「やっぱり」


途中からモンスターなのであれば、被害が広がる前に倒せるなら倒したいとも思っていたが、ドラゴンは無理だ。


「葵! 逃げよう」

「凛くん、ドラゴンには違いないと思うのですが、飛び方がぎこちないというか、サイズも少し小さいような気がするのですが」

「そんなことどうだって……」


距離が近づいてきて俺の目でも小さくだがはっきりと姿形がわかるようになってきた。

あの身体の大きさに対して小さな翼。少しずんぐりとした体躯。

俺はあのモンスターを知っている。たしかに俺の記憶の中にはあの姿がはっきりと焼き付いていた。


コミック版モブから1の発売まであと1ヶ月をきりました。

てりてりお先生が追い込みをかけてくれていますが、私海翔も少しお手伝いしています。

書き下ろしSSもついてくるので、是非予約してください。

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  ▼▼▼ 画像をクリックすると紹介ページにアクセスできます ▼▼▼  
表紙絵
  ▲▲▲ 画像をクリックすると、紹介ページにアクセスできます ▲▲▲  
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ