表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
160/179

フェイク160 新たな可能性

ニコニコ静画でモブから始まる探索英雄譚のコミカライズ1話が無料公開中です!

2話掲載のどこでもヤングチャンピオンは明後日9/28日配信です。

HJ文庫モブから始まる探索英雄譚1〜2もよろしくお願いします。


しばらく動きまわっていると、身体の発光が消えてしまった。

おそらく効果が切れたということだろう。

時間にして二〜三分といったとだろうか。


「凛くんすごいです」

「葵、よくわからなかったんだけど」

「パパのスキル『瞬光』を使えてます。なんとか目で追うことはできましたが、劇的に速度が上がっています」

「え……」


葵からは速度が上がったように見えたのか。


「山沖くん『瞬光』はそういうスキルなんだ。自分自身の感覚はほとんど変わらない。普段通り動けばいいんだ。だけど周りよりもスピードは上がってる。さすがに僕が使うよりもかなり減速はしているようだけど、基本的な身体能力が上がればそれだけ倍化してスピードも上がるから、山沖くん次第ではもっと有効に使えるようになるはずだよ」

「はい、ありがとうございます」

「僕の場合、使えるスキルはこれひとつだから近接戦に特化して昇華したんだけど山沖くんの場合は違う使い方も可能かもしれない」

「どういうことですか?」

「僕はやったことがないからわからないけど、他のスキルとの併用だよ」

「他のスキルとの併用……」

「そう。『瞬光』で近づいて他のスキルでしとめる。もしこれが可能なら、条件さえ揃えばどんな敵ともやれると思うんだよね」


たしかに俺の近接戦のスキルは素人同然なのでスピードが上がったとしてもすぐには役に立たないかもしれない。だけどもし他のスキルと併用が可能なら劇的に戦闘能力が向上することを意味するかもしれない。


「そんなことができるんでしょうか」

「まあやってみないとわからないからやってみてよ」

「すいません、使えるのはさっきの一回だけです」

「まあ、それはしかたがないかな。だけど僕もほとんどの戦いで一回以上使うことってないから、それほど気にすることじゃない。だけど明日はちょっと注意しておいたほうがいいな」

「注意ですか?」

「今は感じないかもしれないけど、このスキル思ってる以上に身体に負担がかかるから。鍛えるまでは次の日に大変なことになる。覚悟しておいた方がいい。まあ山沖くんの場合スキルが減衰しているからリバウンドも減衰してるんじゃないか」


覚悟がいるほどのリバウンド? そういえば部屋でも数日寝込む場合もあるって言ってたけど、今はなんともない。身体に痛みもないし本当にそんなものがあるのか? 案外弦之助さんのいうように威力が減衰したせいでリバウンドも軽いのかもしれないのでこのまま何もない可能性もある。


「それじゃあ山沖くんが動けてるうちに、さっさとランチに行こうか」

「そうね。それじゃあタクシーでいきましょう」

「ママ、何を食べにいくの?」

「久しぶりの日本だからお寿司にしようと思うだけど凛くんお寿司大丈夫?」

「はいもちろんです」


大丈夫かと聞かれても回転寿司なんか行ったこともないので答えようもないが、夢の回転寿司だ。断るという選択肢はない。


「え……ここって」


クリスティーナさんに連れられて、寿司店に着いたが、そこは俺の憧れていた廻るお寿司ではなく廻らないお寿司。

見るからに高級そうな寿司店に入ることになってしまった。

現在モブから3の作業に取りかかっており、執筆時間が減っています。

なんとか両立できるよう頑張ります。

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  ▼▼▼ 画像をクリックすると紹介ページにアクセスできます ▼▼▼  
表紙絵
  ▲▲▲ 画像をクリックすると、紹介ページにアクセスできます ▲▲▲  
― 新着の感想 ―
[一言] 廻らないお寿司(但し一貫100円の三崎〇)
[気になる点] スキルが1回で速度が減衰。 もし回数や時間がアップしていけば、最強への期待も。 体を鍛えていない主人公は翌日、どうなっているか^^;
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ