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0話

「おはよーごさいますー」


 時間は8時50分、ショートホームルーム開始は8時45分からだ。これは遅刻だ。

「おいおい、三枝(さえぐさ)、お前また遅刻かぁ?まだ6月なのにもう4回目だぞー?」


 先生が苦笑しながら俺に言うと、みんなが騒がしくなる。


(あおい)、またかよー」


 んな事言われたって起きれねえもんは仕方ないし…。


「いや、もう俺指定校とかいいっすから」


 そうだ、俺は自分の学力だけで正直なんとかなる成績だ。いつも模試では全国順位50位以内、全国の猛者たちと互角に戦っていける学力だ。

 学校の生活態度が悪すぎるせいで、少し先生たちからは嫌われてるけど、俺は嫌ってない。むしろ尊敬までしてる。

 そんな俺の思いとは裏腹に、先生は容赦なく俺に罰としてトイレの掃除をさせる。いつの時代だよ…。


 いや、分かってんだけどさ。頭だけ良くても遅刻ばっかしてたら社会に出てやってけないことくらい。


 掃除が終わって一限の途中から出席する。英語だ。

 いつも通りつまんねえ話をグダグダ話してる。何か起きないかな、なんて惰性で考えつつ数学の問題集を解き進める。


 もう3年生、本格的に受験を考える時期だ。いつもは寝てばっかのクラスメイトも、最近はみんな起きて真面目に授業を受けてる。

 あ、(いつき)だけは寝てるな。隣の(つばさ)が頑張って起こそうとしてる。あいつら何やってんだ、コントみたいになってんぞ。


 樹と翼は俺の親友だ。俺ら3人は帰宅部だ。1年の頃はみんな剣道部に入ってたけど、先輩からの圧力がエグくて辞めた。今では帰宅部のくせに運動神経抜群の3人だ。そう、いわゆる陽キャだ。


 はぁ、にしてもつまんねえな。


 …ん、なんだ、あれ?なにか、窓の外に黒い線みたいなのが何本も集まって、渦を巻いている、そういうふうに見える。

 みんな集中してて気づいてない、だけど俺の本能が逃げろと叫んでる。


「――――っみんな!教室から出ろ!」


 みんなが驚いてこっちを見る。違う俺を見るな、上を見ろ、あれを見ろ、そして逃げろよ!

 どんどんでかくなっていく。なんで誰も逃げようとしない、なんで気づいてくれない!?


「あぁぁ」


 そして渦は、俺らを包み込み姿を消した。

いやぁ、書くのって難しいですね。

思ったことを文章にして書くっていうのは、初めてだったもので…。

とりあえず、読んでくださりほんと、ありがとうございました。

嬉しいです。

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