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第1話「ニートには時間と夢があるんだよ!」8
大茶は細かいことにはこだわらない。性分である。だから幼女二人を両親に両手にいることで集まる軽蔑の視線を気にはしないし、そんなことよりも、バニラの魔女とカスタードの魔女が自転車や歩き煙草で怪我をしないかに気をとられそれどころではない。
だが気にすることは数多い。例えばバニラの魔女が、交番のお兄さんに喧嘩を売っているなどだ。
「何見てんだ、ガキ」
「大茶見てくれ、腕の刺青だ。しかも剃り込みの髪。社会不適合の屑だぞ」
大茶はバニラの魔女とカスタードの魔女を両脇に抱えて走った。絶対にあとで、後始末をしておかなければいけないが、それは後の話だ。バニラの魔女の頭には拳骨を落とした。大茶は反抗期にはいった。




