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第1話「ニートには夢と希望があるんだよ!」6
ニートが許されるのであれば、それはとても幸福なのであるーーと大茶は考えていた。というより大茶のニート歴は短い。直近のニート期間は僅か三日。仕事を探してはいないが、貯めたお金をやりくりして働かない期間を作っているのだ。
世間的にはニートと見られていた。
大茶は別に働きたい場所でも働きたくなくなるほど勤労が嫌いなわけではない。ただ、それ以上に好きなだけなのだ。
余計なものに惑わされず考えられる、社会と折り合いと妥協した時間を用意しておきたい、と考えている。




