3/10
第1話「ニートには時間と夢があるんだよ!」3
「開廷する。有箱家の駄目男ニート大茶をどうすれば厚生させられるかを」
「議題、大茶改造だね」
ままごとはどうした。
だが委員会が招集された。聴衆は雀とあれやこれやの虫である。大茶は草花にも基本的に監視されているのだ。怖いね。
「挙手。発言の許可を求める」
「許可する、被告人」
大茶は被告人だった。難しい言葉を使っているだけのはずだ。意味は知らないだろう、と大茶だけが考えていた。
大茶はひとまず理性的な大人の一面を脇に置いた。
バニラの魔女が見ている。




