あとがき
ネタばれがありますので小説を読み終わった方のみ、お読み下さい。
どうぞよろしくお願いいたします。
この度は、花迎えの頃をお読みいただき、ありがとうございました。
肉食動物や食虫植物、寄生植物と、よく物語の中で悪役とされ嫌われる生物がいます。しかし、生きるために食べているだけのことで、彼等に悪気があるわけではありません。
そんな彼等に、違う意思を持たせた生物をつけてみたらどうだろう……と考えたのが花迎えの頃です。少しでも楽しんでいただけたのなら幸いです。
花期をずらしたり、どのくらい咲き続けるか等、調べきれなかった点もありますが、最後に登場した花迎えの植物等を書きますので、少しでも植物に興味を持っていただければ嬉しいです。
・フゥ
ネナシカヅラ。秋に白い花を沢山咲かせる蔓草。
宿主を匂いで探す、という文献もあるらしい。
・シシィ
イヌガラシ。本当の花期は春。黄色の花を咲かせる。
まれに秋に咲くことがある。今回はよく秋に咲きました。
・ディー
オオベニタデ。花期は七月〜十月。赤紫の花穂をたくさんつける。
今回のお話では、花期をめちゃくちゃいじってしまいました。
・カー
カラス。
わりと愛嬌があると思います。
「永遠の喪失でも、貴方がそこで生きているのなら」
それは相手だけではなく、自分もそうであるということを忘れないように生きていきたいと思います。
また今度お会いしましょう。
亜唯でした!