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Another world

作者: ハク

 気がついたらここに居た。

 言葉に出来ない不思議な空間に。

 白いようで白くない。黒いようで黒くない。透明なようで透明ではない。

 何も無い訳ではない。そこに何かがある、絶対ある。あるのだが、それが何なのかよく分からない。

 気がつけば、この不思議な空間にいたのだ。

 ここにいた前の記憶があやふやしている。なんとなく、どんな場所だったのかは、思い出せる。しかし、自分自身について全く思い出せない。

 体はある、手足の感覚までしっかりとある。しかし、何故か筋肉の1つも動かない。この体の中で動いているものは、自分の脳だけなのだ。

 この場所にいると、ここに体があるのに、ここにいないような。生きているのに、生きていないような、そんな不思議な感覚になる。ここに生命があってはいけないような気がしてきた…










 あれから長い時間が経った。

 まだこの世界にいる。

 ここにいることに気がついてから、どの位経ったのか分からない、長すぎて分からなくなってしまった。一ヶ月なのか一年なのかもわからない。ここには時間というものが無い。そもそもここには、昼や、夜と言ったものが無いのだ。ずっと同じ景色が広がっている。しかしゆっくりと、確実に少しずつ何が動いている。最初こそ、変わらない景色、何も無い場所が苦痛だったが、今はそんなことない。何かの領域に達したかのように、この空間にいる。

 もしここに、自分ではなく他の人、例えば偉人だったり、天才と呼ばれるような人がいたら何を考えるのだろう?きっと今の自分では思いもつかないようなことを考えているだろう。このあとも、ずっとここにいたら、自分でもそんな考えが出来るようになる気がする。

 いつまででも、ここにいていいような気がしてきた…










 気がつけばここにいた。

 見慣れない天井、そして見慣れない景色。

 見慣れない白い布団だ。きっと病気なのだろう。


 体が動く、心臓もしっかりと動いている。

 もちろん手足も動く、でも痛い。腕や脚が痛い。いや、腕や脚だけではない、全身が痛い。まるで強い衝撃を受けて全身の骨が折れたみたいに。

 ふと横を見ると、点滴があった。そして、自分の大切な人が泣き疲れて、寝ている姿もあった。

つたない、小説を読んで下さりありがとうございます。

国語力が無いので、誤字や脱字があると思います。ご指摘くれると幸いです。


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