2016年11月18日晩、ホッケ・煮物・おひたし
いい歳をした成人男性が実家暮らしでいると世間の風当たりはとても厳しい。
ただ、ご飯を作ってもらえるというその一事をとっても、実家暮らしはなかなか止められない。
それなら、ご飯作ってくれる女性を早く見つけなさいと怒られてしまうかもしれませんが。
今日の晩ご飯はホッケと煮物におひたしです。
この時期のホッケは脂が乗ってて非常によろしい。
箸を入れるとほわっとした身が皮から剥がれ、美味しそうに湯気を上げています。
一口目はそのまま頂きます。
魚の脂の場合、肉と違って内から染み出す感じではないのですが、この口に入れた瞬間からギラギラしてる感じ、大好きです。
二口目以降は大根おろしと一緒に食べました。
年々、脂っぽい物を食べづらくなっている現状、さっぱり食べられる方法を考え出した先人に感謝です。
テーブル中央の大きな器の中には具沢山の煮物が入っています。
蓮根にこんにゃく、人参、インゲン、鶏肉、あとゴボウも入っていたかな。
更に器の下の方には抜かれなかった出汁パックが潜んでいました。
味はそれほど甘くはなく、さっぱりした感じですが、どの具材もよく味を吸っています。
蓮根のカリッ。
こんにゃくはぷるっ。
人参はしんなり。
鶏肉は程よく筋張っていて、インゲンのキュッとした触感やゴボウのザクザク感も良いアクセントになってました。
おひたしはホウレンソウと人参ともやしが合えてありました。
はじめはナムルかなとも思ったのですが、食べるとかんきつ系の酸味がする。
母曰く、もともとはナムルにするつもりだったようですが、時間が無かったのでポン酢をかけておひたしにしたとか。
どれもこれも、お米が食べたくなるおかずばかり。
私、夜は極力炭水化物を取らないようにしているのですが、頭の中で悪魔が「今日ぐらい食べちゃいなよ」と囁きます。
「だが、断る」
誘惑に打ち勝つために私は煮物の二杯目を皿に盛り付け、それでお腹を満たすのでした。
一人暮らしだったら、今晩の献立が出ることはまずないと思うのです。
自分一人のためにこんなにつくる気になれません。
食事を作ってくれる母には、ただただ頭が下がります。
感謝の気持ちを込めて、ごちそうさまでした。