表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖の瞳ver0.2  作者: 長野林檎
1/1

未知との遭遇【ファーストコンタクト】

えーっと、読んでくださるであろう方々!

楽しんでいただければ満足です。

あとがきで本気を出すぜ!

1

鮮やかな緑。

それを照らすのは輝く太陽。

川のせせらぎが聞こえる場所。

「綺麗だなぁ.....」

思ったことをそのまま口に出して見る。

少し照れ臭くなって、うつ伏せになる。

うつ伏せに......?

いや、そもそもなんでこんなところにいるんだろう。

只野 奏太、15歳は突然、思考回路を巡らせた。

気の遠くなるような頭痛に苛まれ、思考をストップした。

ーどうにかなるや。

持ち合わせの楽観が悪い方に働いたようだ。

奏太は、美しい景色と共にゆっくり目を閉じ....たかった。


ザブ.....ザブ.....


奏太の耳に入る背景音が一つ増えた。

その音は次第に音を増し、こちらに近ずく音だということを理解させた。

「お.....、......さ...のか....」

何を言っているのか聞き取れない。

聞こうともしていないが。

「おま..、....なさんの.....」

いい加減眠らせて欲しい。こっちは疲れてるんだ。

口には出さずに文句を言う。


「お前、雪菜さんのとこの人か。」


ーそうだ。

ー思い出した。

ー今、なんでここにいるのか。

遠くなる意識に身を委ね、今度こそ奏太は、目を閉じた。


2

それは僅か4時間前の話。

奏太は引き取られ先の家に向かっていた。


駅を降りれば一面の緑。

人の気配は一切なかった。

手元の地図とコンパスを手がかりに、その人の家に向かった。

「確か雪.....なんとかさんだったな」

一切面識のない親戚だったので、名前すらちゃんと知らない。

ーわざわざ引き取ってくれたんだ。いい人に決まってる。

だが、それは奏太の体力の無さによって勝手に覆されてしまった。


「もう.....2時間は歩いたぞ...」

歩きの平均時速は約4kmだという。

つまり、既に8kmほど歩いたということだった。

都会育ちの奏太はこの時、車の便利さを知ったのだった。

「せめて....迎えにでも....」

残りは半分の8km。

コンクリートを草が覆いつくしている。

こんな獣道を同じだけ歩かないといけないのだ。

ペットボトル取り出し飲み干す。

「飲み干す.....?って....」

摂取した水分が逃げて行く感じ。冷や汗が垂れる。


「ああああああああああ!」


炎天下の元、奏太は水分がないという、命の危機に直面してしまうのだった。

歩いても緑。緑。緑。

景色は一層変わろうとしない。

太陽が肌を焼いていく感覚がわかる。

緑すらトラウマになりそうだ。

「まぁ、死んだらそんなものもないんだが。」

人間、絶望の淵にたつと、笑えてくるものだ。

残りの距離は4km。

太陽の沈む気配はまだ、なかった。


乾いたスナック菓子を口にほおる。

奏太は鞄の中の最後のエネルギーを摂取していた。

水分は奪われる一方。

「ねぇ...太陽さん....?今日も眩しいねぇ....」

ついには、太陽との対話を始めてしまった。

「寝てもいいかい....?タロウ...」

半泣きで歩みを進めた。

そして、それから5分。


川のせせらぎの音。


奏太の耳には、それはそれは美しく聞こえたという。

「かわだぁああああ!」

約2時間ぶりの水分。奏太も絶叫せざるを得なかった。

川辺に着くなり、水に顔をつける。

そして、水から顔を離す。

そんなことを、10回は繰り返していた。

「今日だけは太陽が美しくみえるよっ!」

周りにもし人がいれば、ドン引きだろう。

水飛沫が、太陽の光を反射して輝いた。

ペットボトルに水を補給して、リュックに積む。

立ち上がると同時に叫ぶ。


「さぁ!行くぞ!希望の光は見えた!もう少しだ!がんば...」

叫び終わる直前、向こう岸に人影が見えた。

村人だろうか...?

案内でもしてもらおう。そんなことを考えてもいた。


だが.....こいつはおかしい。

緑のボディに、頭に乗った皿。

河童....だろ...!!

断定は出来ないが、奏太の知識の中では限りなくそれに近い。


うん。河童だ。


気取られぬよう、背を向けないように後ずさる。

まさかUMAとこんなところで出会うとは。

記念撮影?いや、尻子玉は渡せないし。相撲か?相撲をすればいいのか?


奏太が出した答えは、「逃げる」


ザブ.....


向こう岸から渡ってくるつもりだろう。

河童ぽいのが奏太に向かって歩き出す。

何やら喋っているが、奏太には聞こえない。

お尻を抑え、河童に背を向けようとしたその瞬間。


ギュルルルル


腹から音がした。

しかも激痛を伴って。


ーなん....だよ....これ...折角ここまできたのに....


奏太の体は、緑の上に倒れた。


3

人が話し合う声が聞こえる。

どざえもんか?やら、食えるか?やら。

冗談にしても悪い冗談だ。奏太は笑った。表情は変化していないだろうが。

体の節々が痛む。

これはきっと筋肉痛だろう。

腹の痛みはもう収まっていた。

疲労しきった身体を動かすのも辛いが、挨拶をしないのも悪い。

さっきの.....誰だったか....川で出会った人が運んでくれたんだろう。

ゆっくりと身体を起こす。

おぉ!生きてたか。や、くえねぇのか。など。反応はしてくれている。

立ち上がった後、ぼやけた視界を開けた。


硬直。


集まっていたのは、覆面、包帯、眼帯、猫耳。ect

目を三回こすったが景色は変わらない。

ほおをつねったが景色はやはり変わらない。


「そうだ!河童だ!」


無意識に叫んでいたという。

奏太はとんでもない「非日常」へ来てしまったようだ。


基本的に僕は、シナリオ提供者でした。

何て言ったって、文章が下手だから!

なので、コメントをお待ちしております。

そして、二巡目が【ver0.4】になるでしょう。


あなたと小説をつくりたい。


【ver1.0】になった時には、そんじょそこらの小説よりも面白い小説にしようと思ってます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ