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第2話 謎の手紙

「香夏子!」

 ばっと目を覚ます。

 そこは個人病棟だった。

「かなりんはここだよ?」

 見ると、自分の寝ているベッドの横に、香夏子が座っていた。

「大丈夫?痛くない?」

 ハッとする。自分の右肩に包帯が巻かれていた。

 すると、胸が大きくいいお尻をした若い看護婦がやってくる。

「あら?やっと目を覚ましたわね」

 そう言って、正義の顔を観察した。

「血相も良いし、痛み止めを打ってるから大丈夫そうね、担当医の話だと、4日で退院できるそうよ、良かったわね」

 そう言って花を変えて出て行った。

「わあ、あと4日で退院かぁ~、長かったねセーギ」

「そんなにか?」

「だって2週間も目を覚まさなかったよ?」

「え?2週間も」

 2週間も寝ていたなんて、そんな、毎週楽しみにしてる金曜ロードショーと日曜洋画劇場を見逃したんだ………。

「じゃあ、4日後の退院のパーティーしなきゃな」

 香夏子は目を輝かせて言った。

「そうだな」

「じゃあ、かなりんは帰るね」

「ああ、気をつけて」

 香夏子は病室から出た。

 寂しくなった正義はTVをつけた。

『2週間前に起きた秋葉原銃撃戦事件の新情報です』

 正義はTVを見る。

『2週間前、警察隊と麻薬組織との銃撃戦で多数の市民が巻き込まれましたが、これまで麻薬組織の正体は不明でしたが、今日初めて警察は麻薬組織の正体を発表しました』

 正義は耳を傾ける。

『麻薬組織と思われた集団の正体は最近世界中で問題となっているテロ集団【BHPG】の一員であることが判明しました」

 それを聞いて絶句する。

 BHPG――――それは近年国際的に問題視されている過激テログループである。数々の大企業や研究所を襲撃しては、大勢の人々を巻き込んで銃撃戦をする奇人集団だ。今や米国でもかつてのイスラム教過激派よりもBHPGの方が危険だと公式発表するほどだ。今や世界はこのグループに対抗するため団結しつつある。

 日本には関係ないと思ったのだが、やはり世界中にいるんだな。

 正義は寝る。


 その夜。

 正義は全身の苦痛に耐えられず、起き上がる。全身が痛かった。筋肉痛とも、オスグットとも違う、何かもっと凄いような痛みだ。

 痛みを終わり、汗だくのまま寝る。

 すると、ふと枕元に何かあることに気づく。

 それは、封筒だった。

 正義は封筒を開け、中身を見る。

 何と、血液とサンプルと手紙が入っていた。

 正義は手紙を読んだ。


 〝名前も知らないあなたへ

  私はあなたにこの血液を託すことにしました。

  あなたには重みになるかも知れないけど、あ

  なたにはこの血液の重要性を教えません。今

  は。

  悪いことは言いませんが、この血液を持って

  ロシアに逃げて。亡命でもいいから。


  追伸

  この手紙と封筒は処理して        〟


 どういう意味だ?

 正義は思いつく。

 さては、謎の機関に追われる組織の娘だな!きっと彼女がこの世界で唯一無二のアインシュタインの頭脳とヒトラーの冷酷を持ち合わせる自分に世界の命運を託す血液を渡したんだな!はははは!

 ………。

 ないな。

 すると、香夏子のいたずらか?あいつめ、退院したら叱らないとな。

 正義は眠る。

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