勘違い
居酒屋で酒を飲んでいたら、隣で飲んでる客に声をかけられる。
「あれ・・・ひょっとして、田中!?」
「は!?」
「俺だよ!!覚えてない?中学の時クラス一緒だった山田!!」
「ああ!!あの女子のスカート覗いてクラスカースト最下位だった山田君!!」
「いや、全然違う。何その山田君、魔女裁判に掛けられたの?」
「おかしいな、でも確か山田君クラスに6人くらい居たよね」
「山田率高過ぎだろ!!中学校最後は一緒だったろ!!」
「あー・・・でも二人くらい居たな。どっちだろ」
「覚えてない?修学旅行で京都行った時、君集合時間間に合わなくて、顰蹙買ったじゃない。まぁ、グッスリ寝てたから皆で寝かせとこうぜってなって起こさず放置した結果なんだけど」
「ひでえな、とりあえずその田中君ではないわ」
「あ、じゃあさ。これは覚えてない?バレンタインに嫌がらせでクラスメイトの友チョコあげたら泣いて喜んだ話あったじゃん」
「ねえよ!!!どんだけ飢えてんだよその田中!!!!!」
pppppppppp
「はい、もしもし山田です。お~田中久しぶり~。元気してた?今?田中っぽい人と喋ってるわ。うん、微妙~に田中っぽい人。うん、良く見たら全然違う人。うん、そう他人。じゃあ、また電話すっから!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「すみません、人違いでした」
「でしょうね名前、浜田ですし」




