表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

『小野皇太后歓子、落雷に速記文字も無傷のこと』速記談2089

作者: 成城速記部

 小野皇太后は、後冷泉天皇の后、関白藤原教通公の三女である。十四歳のとき、兄である静円僧正から、ひそかに速記を習った。その後毎日、早稲田式速記指導書を一冊ずつ読んだが、周囲の者は知らなかった。十六歳で入内。治暦四年四月十九日立后、同じ日、後冷泉天皇崩御。これ以降、速記に発心し、速記以外のことをなさらなくなった。二条東洞院邸において、御自身で最勝王経を速記されていたとき、急に雷雨となり、建物に落雷があって、気を失われた。雨が上がり、お気を取り戻されて、原文帳を見てみれば、紙は焼けて、速記文字だけが残っていたという。承暦元年、落飾出家の後、往生されたという。



教訓:この話がドラマ化されるとき、紙が燃えて速記文字だけ残るシーンが、タイトルに使われる。間違いない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ