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詩[思索]

be other

作者: 日浦海里

すれ違うだけ

見る世界は重なることなく

歩む世界は交わることなく


赤の他人

関わることない

絡むこともない


ただそれだけ


明確な差

確実な断絶


本当に?

本当に?


人と人を繋ぐ赤い糸

この身に流れる赤い血潮

命の色

感情の色


冷たいはずの関係が

温かな色で表現される不思議



ねぇと声を掛ける

見てる未来は異なっても

向かう未来は違うけれど


縁のない誰か

振りあうことない

行きずりでもない


そのはずなのに


不確実さは

他生も結んで


本当に?

本当に


人を繋ぐ見えない糸

この目を流れる青い涙

悲しみの色

でも喜びの色


温かなはずの関係も

冷たい色で表現される不思議



表と裏と白と黒

表裏は一体

陰陽も一体


どこかで誰かと繋がって

一人ぼっちの丸い縁


感情のない関係のようで

何より切り離せない不思議


彼方にあって側にいる

彼と彼女


あなたとわたし




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― 新着の感想 ―
[一言] ただすれ違っているだけの他人であってもどこかで縁が生まれるかも知れない、そんな人と人の数奇な巡り合わせというか、運命的なことを感じる作品でした。 一期一会といいますが、ひとつひとつの出逢いを…
[一言]  赤。理由を調べてみると納得なのですが、確かに暖色なのに否定的な使われ方で。  青は寒色なのに、自然の色から命や温かさに繋がって。  言われてみれば不思議ですよね。  白と黒は明確に反対…
[一言]  寒色と暖色。  どこまで信頼していいのやら。  赤い氷とか、青い炎とか。  憧れてしまうのは、病気ですかね(笑)
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