第三話 敗北と強化と出会いを
どうも、ブックマークありがとうございます!
これからも精進して行きます!
<沙羅双樹に敗北しました>
<レベルが上がりました>
<”沙羅双樹”の罪印が付与されました>
<称号”沙羅双樹の好敵手”を入手しました>
<武器”初心ノ大剣”が”必衰ノ大剣”に変化しました>
<アイテムを複数入手しました>
<スキル【混合体技】を取得しました。>
<スキルのレベルが上がりました>
俺はあの”初魔の森”の前にいた。
「そうか、俺リスポーンポイントを設定していなかったからここにリスポーンしたのか。」
俺は状況を理解した瞬間にした瞬間に悔しさがわいてきた。
「畜生…」
悔しい、あそこまで追い詰めたのに…負けた…。
「とりあえずステータス確認するか。」
悔しさを噛み締めながらステータス画面を確認する。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
名前 ドラ Lv10
職業 大剣使い Lv6
マネー 10000M
武器 必衰ノ大剣 AT100 ダメージを与えたとき、相手のDEFー5
防具
頭 初心ノ兜 DEF+10
胴 初心ノ鎧 DEF+15
足 初心ノ足鎧 DEF+15
靴 初心ノ革靴 DEF+10
ステータス
HP 300
MP 100
STR 350
DEF 200+50
INT 100
RES 200
DEX 150
AGI 300
SP1000
スキル
足場Lv6
空歩Lv5
地断
魔断
覚醒Lv1
大剣Lv7
混合体技
SP50
罪法 憤怒Lv1
罪印
沙羅双樹の罪
称号
沙羅双樹の好敵手
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「色々増えてんな」
とりあえず罪印ってやつを見て見るか
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
沙羅双樹の罪印
沙羅双樹に認められた証
一部NPCの会話が変化
自分よりレベルが高いモンスターを引き付ける
入手SPが50%減少
入手XPが30%減少
スキル【”使用不可”】を取得
レベルアップ必要経験値が20%減少
君は真の意味であの聖竜に挑める権利を手に入れた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「えぇ…」
この罪印ってやつデメリット大きすぎない?
メリットのスキルも使えないみたいだし
でもレベルアップに必要な経験値が下がるのはありがたいな
でも、こんな最初にほぼ詰みみたいなやつ抱えないといけないの…
とりあえず次は【混合体術】だな。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
混合体術
スキルを組み合わせて使うことができる
名称を付けることでショートカットが可能になる
混ぜ合わしたスキルの発動条件の両方をクリアしなければ発動しない
現在混合可能スキル
足場
空歩
地断
魔断
混ぜ合わせ、新たなる体技を作り出せ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なるほどね、ありがたいな。
一々名称を言うのがめんどくさかったからな、これでショートカットができる。
まずは空歩と足場を組み合わせてっと。
これで【天翔】の完成だ。
これで空を飛びやすくなるな。
あと一つ魔断と地断を組み合わせて
【陸魔開闢】の完成だ。
ひとまずはこれで完成だな。
あとはステータスを割り振ってと
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
名前 ドラ Lv10
職業 大剣使い Lv6
マネー 10000M
武器 必衰ノ大剣 AT100 ダメージを与えたとき、相手にDEFー5
防具
頭 初心ノ兜 DEF+10
胴 初心ノ鎧 DEF+15
足 初心ノ足鎧 DEF+15
靴 初心ノ革靴 DEF+10
ステータス
HP 500
MP 100
STR 600
DEF 450+50
INT 100
RES 300
DEX 250
AGI 400
SP0
スキル
足場Lv6
空歩Lv5
地断
魔断
天断
メテオインパクト
覚醒Lv1
大剣Lv7
混合体技
SP0
罪法 憤怒Lv1
罪印
沙羅双樹の罪印
称号
沙羅双樹の好敵手
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
新しいスキル【天断】に【メテオインパクト】を取得した
。
これでスキル名に”断”とついた奴はコンプリート出来た。
【天断】は空を飛んでいる敵に対して使うとダメージが上がるスキルで、
【メテオインパクト】は高度が高いところから使うと火属性ダメージ+ダメージが上がるというスキルだ。
今さらだが、先にスキル取ってから【混合体技】のショートカットを作ればよかったな…
後悔しても仕方ない、また新しく作ろう。
まず、【地断】と【メテオインパクト】を組み合わせて、【アラウンドインパクト】を作り、
後は【魔断】と【地断】と【天断】を組み合わせて【極断】を作り出してっと。
「これでいいかな、さて街を目指すか。」
俺は今度こそ街を目指して歩き始めた。
今度はユニークモンスターにも会わず、モンスターもゴブリンしか出会わなかった。
三十分ぐらい歩いただろうか、迷いながらも何とか最初の町”フェストード”にたどり着く事が出来た。
「つ、着いたー。」
マジで時間かかった、”初魔の森”にいたあの修道服を着た女の人に出会えなかったら倍は時間かかってただろうな。
「とりあえず、喫茶店に向かうか」
最初の町”フェストード”はまさに中世のような街並みで、
道は石畳、外壁は基本的には石レンガで所々に木製の家が見える。
民家もあれば、武器屋や鍛冶屋と言った店もある。
そのような店にはわかりやすく看板が掛けてあり、
武器屋は剣の絵、鍛冶屋は金戸の絵が描いてある看板が掛けてある。
宗虎から聞いた話によると、喫茶店はティーカップの絵が描いてあるらしい。
街並みを楽しみながら、少し歩くと喫茶店の看板が見えてきた。
そこに入ると、宗虎の姿が見えた。
「よう、T-G。」
「おせぇぞ、ドラ。」
「いやー、また迷ちゃってさ。女の人に助けてもらったんだよ。」
「へー、そりゃよかったな。どんな恰好した人だ?」
「修道服に身を包んでいて、まさにシスターって感じのプレイヤーに助けてもらってさ。」
「ん?プレイヤー?」
「ああ、そうだけど。」
「おっかしいなぁ、初魔の森ではシスターの格好したNPCが迷ったプレイヤーを助けてくれるはずなんだが。」
え?マジ?
「あれ?でもプレイヤーアイコンだったよ。」
「ま?青じゃなくて緑だった?」
「うん、緑だったよ。」
「名前は…?」
T-Gの顔色が悪くなっていく。
「確か、メアリーだったはず。」
「この町から出るぞ!今すぐ!」
「突然どうした?」
「そいつ追手なんだよ!俺、お前に会うために最前線抜け出したから連れ戻す為に追ってきたんだよ!」
「マジかよ・・・」
「行くぞ!」
席を立ち、店を飛び出すと
「あら、T-G君ではありませんか。それにさっきのプレイヤー君もですか。」
店の扉の前にはその修道服に身を包んだ女性、メアリーさんが笑顔で立っていた。
ドウモ=ドクシャサン
今回は”罪法”について解説します。
このゲーム特有の要素、”罪法”
デメリットは”償い”と言い、例えば、T-G君の【マジェスティエンハンス】。
あれは効果が切れたら償いが発生します。
内容は全ステータスが30%下がるというもの。
つまり彼はあの時、合計80%ステータスが下がっていたという訳です。
ちなみに、罪法はもう一個上の段階があるそうです。
後、次回は木曜日の12時に投稿します。