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罪と幻想の物語-クライムオンライン  作者: 蒼天癸亥
第一章 強者必衰の理を表す竜
16/21

変異と怒りと最強と 5

「さあ!神への祈りは済ませたかぁ!」


と、ショットガンをぶっ放す。


<くっ…>


狼は避ける、一気に近付いてぶっ放したからか魂雷は撃たない。


「あははっははぁ!逃げ回っても無駄だぁ!【覚醒】!【アキレスと亀】!」


「アキレスと亀は回避用スキルじゃ…?」


「あまいですよその考えはぁ。【アキレスと亀】は同名の理論を成り立たせるスキルです。」


「つまり?」


「成り立たせるだけで、それを攻めに使おうが守りに使おうが使用者の判断次第と、いう訳ですねぇ。」


「なるほど…、それは強いな。」


「実際攻めにも守りにも使えるスキルはあれだけでしょうねぇ…」


<むぅ…!【魂風】、【黄泉返り】!>


また狼の体が消えて行く…

これではメアリーさんのショットガンが当たらない!


「また【黄泉返り】だ!気を付けろ!」


<幽体化だ!聖属性をつけようものなら【魂雷】で弾けるぞ!>


「っち、めんどくせぇな…【Silverbullet】」


<【魂風防御陣】!馬鹿め!聖属性を付けたなぁ!>


「はっ!バカはそっちだ、【セイクリットバインド】、【shot&pull】!」


一気に近付き、ショットガンを連射する。


撃った瞬間に腕を引くことで衝撃を逃がし、高威力のショットガンを連射している。


スキル効果もあるかもしれないがとてつもなく早い、一回打ってからコッキングを含めて1秒もかかっていない。


だが、【Silverbullet】により、聖属性がつけられているはず、魂属性の【魂風防御陣】によって弾かれるはず。


<はっはっはぁ!効かぬわぁっぁぁぁぁ⁉>


だがダメージが入った、一体なぜ…?


「はっ!全員鳩が豆鉄砲くらった顔してんなぁ!教えてやるよぉ!」


<ぬぅ…>


狼は不可解な顔をしている。


それも当然だろう、聖属性が付いていると思って【魂風防御陣】を張ったのに効かなかったのだから。


「まず、【Silverbullet】ってのは聖属性を付けるスキルじゃぁ無いんだよな、正確にはゴースト、吸血鬼、人狼に対してのダメージを倍増させるっていう奴だ。聖属性はこれにアンデットに対しての特攻も入る。」


「お。おう。でもほぼ聖属性では?」


「違うんだよなぁこれが、正確には聖属性よりの無属性だ。

無属性は特異中の特異属性、属性、とついてはいるが無である。この無属性はいわゆる物理攻撃に当たる。ポ〇モンで言う所のこうげきで、属性攻撃はとくこうだ。」


「なるほど…?」


ソルトさんにMPポーションやHPポーションをかけながら聞く。


「魂属性はダメージのついたリフレクターだが、無属性はただのこうげき、無効にできるわけがないんだよなぁ…」


<「なるほどですねぇ…」>


と、ソルトさんが立ち上がる。


「お、おい?大丈夫なのか?」


<「ええ、大丈夫です。ありがとうございました。」>


「ならいいが、俺たちはどうしようもない。できることはポーションを投げることぐらいだ。」


「いや、ドラは戦える。スキルを使わずそのまま殴ればある程度はダメージが入るはずだ。」


<「そうですね、T-Gさんは回復をお願いします。」>


<卑怯な!まさか時間稼ぎだったとは…だから神の教徒は信用ならん!全員消し飛ばしてくれる!”我は主の名のもとに誓う!神の信徒を打ち倒すと!【宣誓:忠誠と信頼】、【終始輪廻】【心前御前】【限界突破】!>


「はっ、騙される方がわりぃんだよ。いくぞソルト、ドラ!」


<「ええ、最終決戦ですよぉ!」>


「やれるだけやってやるぜ!」


さぁ、最終決戦だ!

ドウモ=ドクシャサン

今回は属性について解説について解説します。

この属性、メアリーさんが開設した通り、無属性は物理攻撃、炎や雷は特殊攻撃といった感じです。


因みに、無属性の上位属性は存在します。普通は発現しませんが、世界に背き、理を壊すものに発現するとか…

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