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罪と幻想の物語-クライムオンライン  作者: 蒼天癸亥
第一章 強者必衰の理を表す竜
13/21

変異と怒りと最強と 2

先週はすみませんでした…

体調を崩しており、投稿ができませんでした。

次からは体調管理に気を付けます…

「仕方ありません!【アキレスと亀】!」


「「「ん!?」」」


メアリーさんがスキルを発動し、動くととてつもないスピードで動き始める。

狼と同じスピードで動き、永遠に追いつけていない。

とうとうオオカミは追いつけずに止まってしまった。


「なるほど、アキレスと亀ですかぁ。」


「なんですかそれ?」


「ああ、それはな。」


と、T-Gが説明を始めてくれた。


アキレスと亀とは、速いアキレスと遅いカメが一定の間を付けおいかっけこをしたとき、亀がいた位置にアキレスが着いたときには亀は先に行っており、それが永遠に続くためにアキレスは亀に永遠に追いつけないという物。

常識的に考えて絶対に追いつけるはずなんだけど、これは現実的にするためにはアキレスと亀が一定の速度で走ると成り立つ。


ここからがスキルの説明だ。


2人の速さを分速200Mとして、アキレスと亀の距離の差が100M、時間をnとすると200n+100ー200nになるから、必ず差は100Mになる。


これをメアリーさんと狼で例えると、差は50m、速度はメアリーさんが分速100m、狼は分速1000mぐらいだったのがスキルの発動により、メアリーさんの速さが分速1000mと、一緒になる。これで先述した通りの条件になったのでアキレスと亀は成り立つ。


つまりスキル【アキレスと亀】はアキレスと亀が成り立つ前提条件を作り出すというスキルだったのだ。


このスキルは回避系スキルとして最高級だろう。


「めちゃくちゃ強いスキルじゃないか…」


「おもしろいですねぇ!私もギア上げて行きますよぉ!」


と、ソルトさんが取り出したのは一振りの刀。


「刀戦解放…!【仮面舞踏会(マスカレイド)】!和洋混合二刀流…!【恵みと殲滅(グレイスデストロイ)】!」


その刀を抜きスキルを発動すると、服が変わり始める。


赤いピエロ服から黒いスーツへと変わり、ペルソナマスクを装備する。だが帽子だけは色が黒になるだけだった。


だが、一番変わったのはソルトさんが1人から6人に増えたことだ。


「旦那が本気を出しやがった…!見とけ、そうそう見れるものじゃぁ無いぞ…」


「ははははははは!何を言っているんですかぁ?まだまだ本気見せちゃいますよぉ!来てください、我が精霊!”セイレーン”!」


セイレーン、そうソルトさんが口に出すと青色にソルトさんの中の一人が光り出す!

光が収まるとそこにいたのは女の子だった。


<久しぶりだね、マスター。>


そう喋った女の子は水で出来ていて、姿はとても可愛らしくだいたい16歳ぐらいだろう。


「ええ、あなたを呼ぶほどの敵がいなかったもので。」


<まぁ、しょうがないよね。敵はあのわんちゃん?>


「そうですよぉ、さあ!踊りましょうか!」


<ちゃんとリードしてね!マスター!>


「俺たちも続くぞ!」


「ああ!」


「早く変わってください!」


俺たちはメアリーさんからヘイトを受け取り、再び戦い始める。


「いくぜ!すべてを焦がせ!【炎撃龍轟】!」


「すべてを断て!【極断】!」


「さぁ、皆さん踊りましょう!【五霊円武】!」


T-Gの五匹の炎龍が狼に突っ込み、俺の三色に光る大剣が突き刺さる。


最後にソルトさんたちの合計十本の剣が狼を襲う!


まず1人目が炎を両剣に纏わせ、乱舞する。

斬れば斬るほど傷と火傷が増える。


次に2人目が風を纏わせてさらに突きを含めた乱撃を与える。

深い傷が増えて行く。


更に3人目が光を纏わせた剣劇をくらわせる。

目立った傷は増えないが、一番苦しそうだった。


4人目は闇を纏わせ攻撃する。

毒、暗闇、痺れなど、レベル差がありながらも状態異常を与えられているのはレベルと武器、腕前のすべてがいいからだろう。


そして最後にセイレーンが付いている本物のソルトさんはやはり水を纏わせており、とんでもなく早い水流と血管の中に水が入ったのか、傷を作り、さらに苦しそうになっている。


<わぉっわおっ>


「もう息も絶え絶えですねぇ、楽にさしてあげますよぉ!【終演ノ仮面舞踏会(ラスト・マスカレイド)】!」


五人のソルトさんが1人になって行く。二つの剣に赤、青、緑、黄色、黒がグラデーションを奏でながら一つになって行く。


「フィナーレです!はぁ!」


二つの剣を同時に振り下ろす。もう回避する元気もないのだろう。

そのまま直撃する。


<ワォォォォォォォ…>


そのまま消えて行く、そう思った時!


<ふむ、まさかやられるとは。>


「「「「!?」」」」


ああ、何とゆう事だろうか

塵となったと思った狼が再び形を形成している…

更にその狼が鎧と口に刀を咥えている…


<我も本気を出さなければな、貴様らに敬意を示そう!>


第二形態だ…

ドウモ=ドクシャサン

今回は特殊剣術についてお話しします。

この特殊剣術、簡単に言えば自分流の流波です。

ソルトさんは和洋混合二刀流【恵みと殲滅】をもっており、これは武器の性能を大幅に上げるという物です。

他にも一刀流や、格闘術など他のプレイヤーも作っているようなので、楽しみですね

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