第十話ゴーストと全速とボスと
どうも、ついに十話までこぎつけました!評価してくれた方や、ブックマークしてくれている方もありがとうございます!出来たらでいいので、評価、ブックマークの方、よろしくお願いします!
くそ、全く減らねぇ。
かれこれ二十分ぐらい戦っているが、倒しても倒しても湧いて出て来る…
「キリがないですねぇ…逃げも一手でしょうか?」
考える、とにかく考える。突破口を考える…
「とりあえず、【看破】お願いします。」
「わかりました!【看破】…!?」
「どうした!?」
「これ…シャドーウルフじゃありません!変異種です!名前は、ゴーストシャドーウルフ!」
「変異種ですかぁ、面倒ですねぇ。」
「ゴースト、つーことは、メアリーと俺が何とかしねぇとな。」
「ええ、とりあえず、狼たちを一点に固めて下さい!」
「了解!【空歩】!」
「わかりました、最高速で行きますよぉ!【神風】!【一番星】!【快速】!」
速い!これが、ソルトさんの最高速!
「高速とまではいきませんが、音速ぐらいはあるんじゃないですかねぇ!」
ソルトさんと協力し、攻撃を上手く避け、狼たちを円形に追い詰めて行く。
だいたい、半径3Mぐらいまでに追い詰めると、
「メアリーさん!T-Gさん!サークルをお願いします!」
「了解!燃え盛れ!【ファイヤーサークル】!」
「わかりました!神よ、邪悪なるものを閉じ込めん【セイクリットサークル】!」
炎の円と、白く光る円が展開される。
<ワオン⁉>
サークルの外に出ようとしても、ぶつかり、やけどを負っている。
それに驚いているようだ。
「よし!とどめはお前が刺せ!【エンチャント・ウィンド】!」
「ええ、それがいいでしょうね。神よ、かのものに祝福を!【エンチャント・セイクリット】!」
「これは…!」
「いつものあれでぶっ飛ばせ!」
「了解!」
ジャンプしてからの…!
「【空歩】!【足場】!」
「さらにジャンプ!【空歩】!からの―!【魔断】!【アラウンドインパクト】!」
狼たちの中心に突っ込む、回避もできず、空からの攻撃に戸惑う狼たち。当然何もできるわけなく。
<<<<<<<ワオオオオオオオオオオン!>>>>>>>
辺りに響く轟音と吹きすさぶ旋風、それが狼たちを切り裂き、断末魔を響かせ、散って行った。
<レベルが上がりました!>
「ふぅ、ようやくですか…」
「ありがとうございました!俺一人じゃあやられてたでしょうね…」
「まあ、私もレベルが上がりましたし、回復ポーションも試せたしでプラマイゼロですね!」
「俺も、いい運動になったわ。」
「久々に、全速を出せてすっきりしましたよぉ、ありがとうございます。」
「それでしたら…、とりあえず、割り振りしますねー」
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名前 ドラ Lv13
職業 大剣使い Lv8
マネー 10000M
武器 必衰ノ大剣 AT100 ダメージを与えたとき、相手にDEFー5
防具
頭 初心ノ兜 DEF+10
胴 初心ノ鎧 DEF+15
足 初心ノ足鎧 DEF+15
靴 初心ノ革靴 DEF+10
ステータス
HP 500
MP 100
STR 700
DEF 450+50
INT 100
RES 300
DEX 250
AGI 500
SP0
スキル
足場Lv6
空歩Lv5
地断
魔断
天断
メテオインパクト
覚醒Lv1
大剣Lv10
混合体技
看破
SP5
罪法 憤怒Lv1
罪印
沙羅双樹の罪印
称号
沙羅双樹の好敵手
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「とりあえず、看破スキルを覚えました!」
「まーそれがいいでしょうねぇ。」
「やっとまともなスキルを手に入れたか…」
「ま、まあ振り分けも終わったことですし、ボス前まで向かいましょうか。」
「ええ、そうしましょう。」
と、振り分けも終え、特にレベルも上がることなく、ボス前まで辿り着いた。
「さっさと倒して、第二の町で武器の耐久値回復させないとですねぇ。」
「ええ、早くボス倒しましょう。」
こうして俺たちはボス部屋に入り、そして、俺の初めてのボス戦が始まる!
ドウモ=ドクシャサン
今回は、変異種について解説します。
変異種とは、通常種が持たない特性を持っているモンスターの事で、通常のモンスターより強く、XPも多い。
因みに、変異種は、通常種よりもより高い所まで行けるらしいです。