中編
ピンポンパンポーーン⤴︎
※注意※
この小説には以下の成分が含まれております。それでもいい方は読んでみてください。
(ありきたり、ありきたり、ありきたり、ありきたり、ありきたり、3話構成)
あ、ちなみに2割実話です笑
また、この話が初めての方は1話から読むことをお勧めします。
ピンポンパンポーーン⤵︎
その日の放課後も昨日と同じように勉強をした。
そして、今度は俺がわざと、かすみさんからノートを借りてみた。
勉強を終え、家に帰り早速ノートを開くと、かすみさんの字が見え、とても丁寧で、綺麗な字だった。
そして、今度は俺がそっと付箋を貼った。
『どういたしまして‼︎俺もノートありがと!』
そして次の日、そのノートを渡した後、遠くでかすみさんを見ていると俺の付箋に気づいた。
そして、それを見た瞬間にっこりと微笑み、少し照れていた。
俺もそれを見て、ついついガッツポーズをしてしまった。
そして、その日の放課後もいつも通り勉強をした。
少し話ににくかったりするかと思ったけれどいつも通りだった。
もう、何をしていてもかすみさんのことしか頭に浮かばなかった。
そう、これが恋というものなんだ。
好きで好きで仕方がない。
本当に好きになるとここまで相手のことが好きになるものなんだと思い知らされた。
夜中、勉強に集中できなくなって勉強を諦め布団に潜り込んだ。
それでも寝付けずどうするべきか、ただそれだけを考えていた。
俺はあの日以降、今日の残りテスト2日前まで俺は何もできていない。
あれからはずっとただ勉強するだけ。
何も進展していない。
過去を克服しなければならない。
そう、克服しなければこの先やっていけない。
俺はこの日、決めた。
もうどうなってもいい。俺はかすみさんに告白すると。
そのことをいうと絢香は、固まって驚いていた。
「い、い、今なんて言った…?」
「だから…かすみさんに告白…する…」
その言葉を改めて聞くと絢香は目を見開いて輝かせ、俺の肩を掴み思いっきり振ってきた。
「が、頑張ってね!……ところで…どうやって告白するの…?」
俺は正直、照れていてあまり話したくなかったけれどボソボソと話した。
「手紙で…」
「じゃあ、ラブレターか!」
そういうと絢香はにやつき俺の肩をバンバンと叩いていた。
この時点で俺はなんとなく、いつ渡すかは決めていた。
そして、それを絢香にも説明した。
なんだかんだ言って絢香には手伝ってもらってばかりだった。
人生初告白、人生初ラブレター。そう思うと緊張してなかなか書けず、緊張して夜も眠れなかった。
絢香にどう書けばいいか助けを求めても、自分が思うように書けばいいと言われ、助けてくれなかった。
そして、大してかけていないくせに書き終わるまで、1時間以上かかってしまっていた。
放課後、いつも通り勉強をしていた。
俺はかすみさんのノートをまたわざと借り、そのノートにラブレターを入れ、次の日返してそれでこっそり渡そうと思っていた。
でも、俺がノートを借りようと話を切り出す前にかすみさんが話を切り出した。
「本当にごめん!またノート借りてもいい?また寝ちゃって…。」
思わずびっくりしてしまったが必死に冷静を装った。
「え⁉︎あ、ああいいよ!なんの教科?」
「今日の日本史…」
「オーケーオーケー!」
この時、俺は貸すノートにラブレターを挟んだ方がいいんじゃないか?と思っていた。
ノートを貸す時の方が確実に読んでもらえる。
そう思い、俺はバックをあさって探すふりをし、万が一の時のために持っておいたラブレターを貸すノートの一番最後のページのところに挟み、それをバックから取り出した。
ドキドキしながらノートを渡す時、手が緊張で震えそうになったけれど必死に抑え込んだ。
かすみさんはノートを受け取るとありがとうと笑顔でいい、また勉強を続けた。
一生懸命勉強に励んでいたかすみさんだったけれど、少し顔色が悪いように見えた。目の下のクマも前よりひどくなっている。
そして、少し眠そうだった。
「かすみさん…最近寝てる?」
「うん!大丈夫だよー!2時間寝たから」
「2、2時間⁉︎大丈夫なの?」
「うんー…、なんかなかなか提出物とか終わらなくてー」
だんだんとウトウトし始めていた。
声も眠そうだった。
「かすみさん…あんまり無理しちゃダメだよ?」
「うんー…大丈夫だよぉ〜……」
そういうと机に頭を落とし、腕を枕にして横を向いて寝てしまった。
かすみさんは軽く息を立てて寝ていたため寝ているのはよくわかった。
かすみさんには申し訳ないが俺はかすみさんのかわいい寝顔を見て、軽く悶えていた。
そして、無性に頭を撫でたくなってしまい。つい、撫でてしまった。
とても、肌触りのいい髪質。これだけでも死にそうなくらい、いや、死んでもかまわないくらい幸せだった。
撫でていた腕を戻そうとした時、急に俺の中指と人差し指を指先で掴んできた。
びっくりして手を慌てて引っ込めようかと思ったけれど、引っ込めれずそのままでいた。
起きているわけではなくただ寝ぼけているようだった。
そして、夢でも見ているんだろうか?
俺に聞こえない声で何か言っていた。
俺は指先に感じるかすみさんの指の温もりをじっと感じていた。
周りから見れば図書室でイチャついているカップルに見えただろう。でも俺にはそんなことよりもかすみさんの指を握っていることの方がずっと大切だったし、そんなこと考えてる余裕すらなかった。
しばらくして、かすみさんは目を覚まし、俺は何事もなかったかのように勉強をした。
そして、また校門で別れ帰宅した。家に着いてもまだ指先の温もりと髪の感触は残っていた。
その日も勉強どころではなく、とりあえず無事、ラブレターを読んでくれていることを願っていた。
そして…次の日
「お母さんおはよー」
眠そうにしながら母親に挨拶をした。
「あら、かすみおはよう。最近は随分と勉強熱心だね。感心感心。」
かすみは目をこすりながら眠そうな声で話した。
「うん…友達が教えてくれてるんだー。だからその分頑張らないとー…」
「そっか、でもあんまり無理しちゃダメよ?クマもひどいじゃない。」
そして、かすみは小さく頷き「大丈夫ー」と答えるとリビングに行き、朝ごはんを食べた。
「はぁーもう朝か…」
俺は目を覚ますとベットの上で伸びをしながらボソッとつぶやいた。
俺は実は今日、ほとんど寝てない。
期待と不安でいっぱいだった。
今日返事が来るとは限らないけれど、とにかく緊張していた。
俺は手を合わせてどうか上手くいきますようにとお祈りをした。
学校に行くと絢香がいつも通り、自分の席に座って携帯をいじっていた。
「絢香おはよー」
「おはよ…?…誠!そのクマどうした⁉︎」
俺の目のクマを見てすごく驚いていた。
「いやー…緊張しちゃって」
「あーそっか。ラブレター今日渡すのかー…」
少しニヤニヤしている絢香を少し申し訳なさそうに昨日のことを話し出した。
「あのー…そのことなんだけど…」
そして、かくかくしかじか昨日のことを説明すると驚きつつも少しがっかりした様子だった。
「えー!もう渡しちゃったのか…。
ちぇー私も見たかったのにー」
「そんなの見なくていいわ!」
そういうと俺もようやく椅子に座り込み、絢香と話すことに夢中になっていた。
気づけばもうすぐSHRが始まる時間だった。でもまだかすみさんは来ていなかった。
これに気づいた時、俺は何か妙な胸騒ぎがした。
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