表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/35

席替えだ!

席替えです。

そして──

 今日も野上(のがみ)さん可愛いなぁ──

 ショートホームルーム前。自分の席に着いたまま、ぼんやりと野上さんの方を見ていた。

 唐崎(からさき)さんと楽しそうに話している。

 おれも混じりたいなぁ……なんて──


「おらー、席着け〜」


 担任が入ってきて、皆席に戻る。

 そして、教卓の前で今日の連絡をし始めた。


 連絡が終わった時。一人の男子が手を挙げて、先生に質問を投げかけた。


「先生ぇ、席替えしないんすか?」


 と。

 席替え……。


「そうだなぁ──じゃあ、総合の時間にでもやるか。第一回」


 と先生は、メモ帳らしき物にサラサラっと書き留めた。


「ヨッシャ! 先生ナイス!」

「おい、敬語使えよ」

「へーい……」


 先生は軽く注意したあと、


「えー、クジ作るの面倒くさいので、総合の時間までに四人グループ作っとくように。男女でな。以上──」


 と言って、教室を出て行った。

 教室は、ざわざわと席替えの話で騒がしくなる。

 四人グループかぁ。やっぱり、創也(そうや)と野上さんと唐崎さんと組みたい──


「よ。幸多(こうた)

「創也──」


 創也がニヤニヤしながら来た。

 なんだろう、この感じは……。

 

「グループ、もう決まってるよな?」


 「わかってるんだぞ?」と言いたげに、創也は聞いてくる。


「一応は……」

「じゃあ誘いに行くぞ」

「えっ?!」

「えっ?! じゃねえよ。この前野上さんと話せたよ! って嬉しそうに話してたのは誰だよ」

「う゛……」


 (まぎ)れもない、おれです……


「話していいって言われたんなら、別にビクビクする必要は無いだろ。それに俺も一緒に交渉しに行くし」


 と創也は頭を掻く。

 さりげなく協力してくれるのが、本当に嬉しい──


「そうだよね! いざとなったら創也が助けてくれるし。うん。行こう──」

「急にやる気だなおい……まあ勇気出たならいいけど──」


 創也と一緒に、話している野上さんたちの所に行く。

 前よりは緊張する事もなくなった気がする──


「お、おはよう──」

「おはよう。松木(まつき)くん」

「おはよう」


 二人が挨拶してくれた。

 嬉しい──


「席替えのグループ決まったか?」


 創也が聞く。


「ううん。まだ。でも、一緒のグループなら、矢倉(やぐら)と松木かなって話してたとこ。ね、由里葉(ゆりは)

「うん。他の男子とまだあんまり喋ったことないから。松木くんたちならいいねって」


 わ〜ッ! 何かスゴい嬉しい──!


「じゃ、じゃあ、グループ組まない? ちょうど四人だしさ」

「いいよ。ね」

「うん。よろしくね、松木くん矢倉くん──」


 なんという奇跡! はあぁ……。嬉しくて溜め息が……

 総合の時間が楽しみ過ぎる──


         *


「グループ決めたか? じゃ、決まってるグループから好きな席に移動しろ──」


 そして総合の時間。担任が指示を出した。

 ついにこの時間が来た! 移動しよう!


「創也は……って、もう行ってる!」


 すでに、創也は野上さんたちの所に行っていた。

 創也が何か唐崎さんに耳打ちしている。

 でも、とりあえず合流するのが先だ──


 合流すると、なぜか唐崎さんがニヤニヤしていた。

 ……なんだろ。さっきも感じた気がする。


「席勝手に決めちゃったけど、いいよね? 窓際の一番後ろに、二人が座って。うちと由里葉はその前に座るから」

「うん。わかった」

「それと──応援するから」


 唐崎さんがそっと耳打ちしてきた。

 応援するって……?


「創也?!」

「いずれはバレるから、言っといた。良かったな」


 と創也が小声で言ってくる。 

 良かったの?! でも、反対されてる訳じゃないから、いいのか?


(まつり)ちゃん?」

「何でもないよ。これから楽しみだね!」


 それ、どういう意味?!


「そうだな──」


 創也まで?!


「わたしも──」


 野上さんはわかってないだろうけど……!

 何か、喜んでいいのかわかんないんだけど……

 とりあえずは、喜んでいいのかな──?




 



どうだったでしょうか、

感想批判などなど、よろしくお願いします。

すると喜びます(_ _)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ