表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/35

【おまけ】球技大会

本編ではないので、書き方が違います。

冬休み明け、球技大会。

 冬休み明け。今日は球技大会が行われる。

 男子は卓球。女子はバレー。


 幸多(こうた)創也(そうや)は、卓球場の隅で順番待ちをしていた。


「何で卓球かなぁ、もっとサッカーとかあるじゃん?」

「卓球なめんなよ? あの狭い板にスマッシュ決まったときの快感はハンパないぞ」

「いつから創也はそんなに卓球好きになったの?」


 とスマッシュのポーズをとる創也に幸多が不思議そうな顔をして訊く。


「いや、温泉卓球ぐらい」

「あ、そんな好きじゃないんだ……」


 そんな会話を交わしていると、先輩らしき男子が二人に声をかけた。


「君たち、次試合でしょ。準備して」

「はい」

「はーい──良いところ、見せようぜ」

「え?」


 創也が視線を卓球場の入り口に向けた。

 そこには、由里葉(ゆりは)(まつり)が立っていた。

 祭は、幸多と創也に気づいたのか、手を振って言った。


「頑張ってねー!」

「頑張れ──」


 と由里葉も控えめに手を振った。


「おー」

「うん! 由里葉が、手振ってくれた//! 頑張らないと!」

「何かお前が言うと変だな。慣れない」

「仕方ないだろ、新年から下の名前呼ぶようになったんだから」


 と創也に言う。


「はいはい──んじゃ、負かしますか」

「……目が本気(マジ)なんだけど」

「やるからには、全力で潰す──」

「こわ……」


 二人は卓球台に向かって、歩いていった。


         *


「惜しかった……」

「やっぱり、先輩には勝てないね──」


 ダブルスで三戦中、二勝一敗。

 同学年と二年に勝ち、三年には二点差で負けた。


「お疲れ様」

「お疲れー」

「あとちょいだった」

「やっぱり三年は強い──」


 少しかいた汗を拭いながら、創也と幸多は言う。


「でも良かったよ!」

「うん、良かった」

「サンキュー」

「あ、ありがとう//」

「何照れてんの松木(まつき)


 と祭がからかう。

 幸多はどぎまぎしながらも、否定する。


「照れてないよ//! 唐崎(からさき)さんこそ、創也に応援されたら照れるくせに」

「照れないから。ね、創也」

「そうだな。照れたのは、告白した時ぐらいか」

「何言ってんの//?! フツー言わないでしょ//!」

「あ、祭ちゃん照れてる」

「由里葉っ//!」


 と祭はあわあわしながら由里葉を軽く叩く。


「いいよいいよ、次祭たち出るんでしょ? バレー」


 と創也が話題を変える。


「出るよ! 由里葉もね」

「うん……」

「応援行くわ」

「おれも応援するから、由里葉頑張れ!」

「うん……//」


 由里葉は照れながらも、力強く頷いた。


         *


 体育館に移動して、幸多と創也は由里葉と祭に声援を送りながら見る。


「ファイトー!」

「頑張れー!」


 祭は二人の声援を聞きながら、由里葉に声をかけた。


「由里葉、頑張ろうね」

「うん──!」


         *


「やったあ!」

「うん!」


 女子バレーは、一年にして二年、三年を倒し、三勝。

 祭と由里葉は満面に笑みを浮かべ、幸多たちのもとに戻った。


「お疲れ。おめでとう」

「ありがと! あとでジュースおごってよね」

「何でだよ」

「勝ったからでしょ」

「……わかったよ」

「やったあ!」


 と喜ぶ祭と創也の横で、幸多と由里葉も会話を交わしていた。


「お疲れ」

「うん//」

「良かったね! 勝てて」

「うん//」

「おめでとう//!」

「ありがとう──//」


 と由里葉は笑った。


 お互いに少し照れながら会話を交わす二人。

 そんな二人を見ながら、創也と祭は幸せそうだなぁと思うのだった──



次回、バレンタインデーのお話を。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ