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新規クエスト

21話目になります。

「姉貴。どうかしたのか?」


 ギルドに入ったところでマサトがミサトと『TEL』で会話を始めた。俺とミコは顔を見合わせてマサトを置いてクエストを受けるために掲示板に行くか相談する。ヒツジとウシの討伐クエストは目標を達成した時点でメニュー画面で報酬がもらえるので、街へ戻ってくる前にクエストは完了してしまっている。ギルドにきた理由は俺とミコの納品クエストを終わらせるためだったので、マサトとは別行動でもいいのだ。


 俺たちがどうするか悩んでいると、マサトが俺の肩を叩いてから掲示板のほうを指差す。どうやら『先に終わらせて来い』と伝えたいのだろう。俺はマサトに了解と頷いて返してからミコを連れて掲示板の前に移動する。マサトは他人の邪魔にならないようにするためか、テーブルのある方へと歩いていった。


 掲示板に触れて依頼の一覧を開くと、『NEW』と赤い印の入ったクエストが2つ増えていた。



討伐クエスト

・スパイダーの退治『NEW』

 アーカン西側にいるスパイダーを10匹倒す

 報酬250C


・ドゥームスパイダーの退治『NEW』

 アーカン西側にいるドゥームスパイダーを5匹倒す

 報酬1000C



 ドゥームスパイダーは<テイム>のスキルを手に入れるために受けたクエストと同時に受けていたら一緒にクリアできたのだろうか?ちょっともったいなかったと思ってしまった。


 とりあえずこちらは関係ないので放置する。納品クエストの『羊の毛の納品』と『牛の皮の納品』を受けてから、ギルドの奥のほうにあるカウンターへと向かう。ミコは先に報告へと向かっていたようだ。


「すいません。クエストの報告に来ました」


 そうNPC話しかけるとウィンドウが開く。そこには『羊の毛の納品』と『牛の皮の納品』のどちらを報告するのかという風に書かれていたので、『羊の毛の納品』を選択して報酬を受け取る。ウィンドウが閉じなかったので、どうやらもう一度話しかける必要はないようだったので『牛の皮の納品』のほうも選択して報酬を受け取る。


 報酬を受け取ってからミコはどうしたのかと思って周囲を探して見ると、マサトの近くにいるが話している様子ではなかった。どうやら長話になっているようだ。


 ミコと話しながら待ってもいいのだが、クエストを終えると新しいクエストが増えるようなので、ミコには悪いが掲示板でそちらを確認してからにする。



納品クエスト

・蜘蛛の糸の納品『NEW』

 蜘蛛の糸を10個もってくる。

 報酬100C


・死蜘蛛の甲殻の納品『NEW』

 死蜘蛛の甲殻を5個もってくる。

 報酬300C



 やはりクエストが増えていた。どうやら討伐するモンスターに関連したモンスターの素材の1つが依頼品になるようだ。ドゥームスパイダーが強いからか、報酬が討伐と納品の両方とも他のクエストよりも高い。


 確認も終わったので俺はミコの方へと向かう。マサトは俺が何をしているのかわからなかったのか、俺の方を見ていた。


「マサトはまだ時間がかかりそうだな」


「どうやらミサトさんがギルドの場所を忘れてしまったようでして、地図を見ながら教えているようです」


「あれ?ミサトって地図読めない人だっけ?」


「というよりも地図には文字が何も書かれていないので、どの辺りの建物か分かりづらいので確認している。といった感じですね」


「ギルドって大きな建物だから地図を見たらすぐに分かると思ったんだけど、違うんだ?」


 俺はメニューからマップを確認してみる。するとマップには道が書かれているのだが、建物1つ1つが別れているのではなく、道の白色と建物のある区画の青色、公園の緑色、自分のいる位置を示す赤い丸が見える。


 リグーで開いたときと、見え方が違うのはなぜなんだろうか?リグーで開いたときは噴水なども書かれていたのに、アーカンの街並みは細かいところまでは書かれていない。


「・・・あれ?」


 俺がマップを確認していると、ミコが声を上げた。手元にウィンドウが出ているのでマップを確認していたのかもしれない。


「どうかしたのか?」


「いえ・・・あの、リカさんたちと一緒にいたときと地図の表示が違っていたので」


 そういわれて俺も集中するために目を閉じる。しばらくそうして朝のゲームを思い出してみると、言われてみれば普通にマップが表示されていたような気がする。


「そういえば、朝見たときはきちんと街並みが表示されていたな」


「そうですよね?何故こんな表示になっているのでしょうか」


 俺たちは少し考えて、リカたちが何か関係しているのだろうと考えた。スキルなのかも知れないが、きっと地図のようなアイテムがあって、それを2人のうちどちらか、もしくは2人ともが持っていたのではないかと結論をつける。


 そのアイテムを持っているとパーティを組んでいる人全員のマップが変わるのではないかというものだ。一応大通りにあるNPCのお店の品物を確認していたのだが、見落としがあったのかもしれない。


 ただし俺の想像なので違うかもしれない。実はスキルのお陰でした。という可能性もあるのだが、明日リカたちがログインしたときにでも聞いてみればいいだろう。


「姉貴がやっとギルドを見つけたってさ」


 俺とミコがマップについて話し合っているとマサトの『TEL』を終了したようだ。


「そっか、それにしても俺たちが公園にいってもよかったんじゃないのか?」


 そう俺がマサトに言うと、目を見開いて固まった。どうやら迎えにいくという考えが出なかったようだ。その様子を見てミコが後ろで苦笑している。どうやらミコは気づいていたようだ。


「ま、もう済んだことだし気にするなよ」


 マサトの肩を叩きながらそう言っておく。そのタイミングでちょうどミサトがギルドに入ってきたので俺たちは入り口の方へと向かう。


「こんばんわ、ミサトさん」


 ミコがそう挨拶をしたので俺も一応しておく。朝からずっと会っているので挨拶をするのは変な感じがする。


「こんばんわ。ボスにぼろぼろに負けたんだってね、早速装備の修理をするから一度こっちに渡して」


 俺たちは言われたとおりに耐久値の減っていた装備を全てミサトへと渡す。何度かウィンドウを操作しているので、1つ1つ修理していかないといけないようだ。


「よし、これで終わりっと」


 しばらくするとミサトがそういって俺たちに修理した装備をそれぞれ渡してくれる。


「そうだ、姉貴。ヒツジとウシの素材余ってないか?」


 装備を受け取ったマサトがそう質問する。そして、納品クエストの内容について話をする。どうやらそれなりの量が余っていたようで、2人分の素材があるらしいのでマサトが必要分もらった後で2人は掲示板へと向かった。俺とミコも2人の後ろをついていく。


 ついでだったので俺は『スパイダーの退治』のクエストを受けておく。明日1人でやれそうなのがこれしかないのだ。


 2人が納品クエストの報告を終えた後、ミサトがいない間のことを少し話してから俺たちは解散した。

誤字・脱字・質問などございましたらお気軽にお願いします


しばらく毎日の投稿はできそうにないです。次回投稿は水曜になります。

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