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2日目最後の狩り

20話目になります。


サブタイトルが強敵だと最近気がつきました

 アーカン北門を出た俺たちは、門をくぐってすぐにヒツジとウシを狩るために人が少ない場所を探すために周囲を確認する。所々に誰も戦っていないヒツジやウシが見えるので、どうやら午前中から徐々に人が減っているようだ。


「ここで狩りをしている人、だいぶ少なくなってるな」


 そうつぶやいた俺にマサトが


「そういえば、さっきナオが言ってたな。クエストをクリアしていけば新しいクエストが増えるから、北門の外は空き始めてるかもしれないって」


「ナオって誰だ?」


「ん?さっきギルドで話してたプレイヤーだよ。フレンド登録する時に名前を教えてもらったからな」


「そういえばしてたな。それじゃあ今朝のあの状況は別の場所に移ってるってことか?」


「そうとも限らないと思いますよ。ここに残る人たちもいるでしょうし、それに私たちのようにクエスト以外のモンスターを探す人もいると思いますし」


「それもそうだな。俺たちはずっとリグー東の森で狩ってたから、どこに人がいるのかわからないもんなあ」


「ただプレイヤーの人数が多いからなぁ。フィールドが広いからそこまで気にならないけど、狭い洞窟みたいなのが見つかったら人で溢れ返りそうだ」


「洞窟の外で空きができるの待ってる列ができたりしてな」


「パソコンならよかったけど、こういうゲームで1時間も待ってるとか苦痛すぎるだろう・・・」


「狩りをするために順番待ちをするのですか?」


「ネットゲームだと割りとよくある話なんだよね。人気のある狩場の外側とかちょっとずれた場所で待ってるパーティがいたりするんだよ」


「それに気づかずに空いてると思ってモンスターを倒すといろいろ言われたりな~」


「あったあった。それで謝ってすめばいいけど、たまに謝ってもいろいろ言われたこともあるな」


「ゲームの中でもいろいろあるんですね」


「他にも誰かが教えてくれないとわからないルールが出来てたりするんだよな。例えば・・・」


 ネットゲームでたまに起こるプレイヤー同士の話をミコにしながら、比較的狩りをしているパーティが近くにいない場所が見つかったのでそこで狩りを始めた。




 俺たちの周りには誰とも戦闘を行っていないヒツジやウシが合計5匹見える。とりあえず、俺たちに一番近いヒツジにミコが《ファイアボール》をぶつける。バスケットボールのような火の玉がぶつかったヒツジがミコに向けて走り出す。


 俺は走り出したヒツジに向けて《ポイゾネス》を使い毒にならないか試してみる。今回は毒にならなかったようだ。そのままミコとヒツジの間に立って《パラライズトラップ》を仕掛ける。遠くのモンスターを呼び寄せた場合は、ミコが特技で攻撃してからになるので一度麻痺にして動けないようにしてからマサトにヘイトを稼いでもらう必要があるのだ。


 ヒツジが《パラライズトラップ》の効果で麻痺になる。そこをマサトとミコがそれぞれ攻撃していく。今回はマサトは《ファイアエンチャント》を使っただけでそれ以外の特技を使わずに剣で攻撃している。ミコの方は4種類のニードルを放つ。ただし、<火>以外の属性はまだまだLvが低いのでそこまでダメージを与えているようには見えない。


 ミコが《ウィンドニードル》をヒツジに当ててクールタイムが終わるのを待っていると、ヒツジの麻痺が治った。そこでマサトが《挑発》を使うことでターゲットを自分にする。この時点でヒツジのLPが残り6割ほどになっていた。それからは俺は《パラライズ》と《ポイゾネス》を使い状態異常を狙いながらマサトの回復を行う。この時気づいたのだが《パラライズトラップ》で麻痺になった時よりも《パラライズ》で麻痺になった方が時間が少し長いようだ。


 特に何か危ない場面もなくヒツジを倒した俺たちは次のウシを目指す。ある程度近づいてからは先ほどと同じように、ミコの《ファイアボール》から俺の《ポイゾネス》と《パラライズトラップ》を使って動けなくしてから2人で一気に削る。ミサトがいないので時間がかかるかと思ったのだが、初心者用のモンスターだけあってLPがそこまで高くない。攻撃をしているのが2人でも2分ほどでヒツジとウシのLPが0になった。


「やっぱりこの辺りのモンスターたちも強くなってるな」


「そうなのか?」


「ああ。攻撃したのは俺とミコの2人だけど、ミコは複数の攻撃用の特技があるから実際は3人で攻撃してるのと同じぐらいの攻撃力を出してるはずなんだよ。テストの時ならヒツジを倒すのにLv0の時でも《ファイアニードル》を10回も当てればヒツジとかは倒れてたんだけどな。今回はミコだけで4種類のニードルを合計12回ぐらい使ってただろ?」


 確かにマサトの言った通りだとするとLPが高くなっている。だが初心者が来るフィールドだとマサトが言っていたのに、これでは1人で狩ろうとしたプレイヤーは時間がかかり過ぎるのではないか?そうマサトに聞いてみる。


「2倍ぐらいのLPになってるわけか。でもこの変更ってパーティで狩らないと初心者じゃなかなか狩れないんじゃないか?」


「テストの時はスキルのLv上げが大変だったからなぁ・・・きっと敵のLPを高くして上げやすくしてくれているんじゃないかな?」


「ですが、ホーンラビットはそこまで強くありませんでしたよね?」


「そういえばあれは強くなかったな・・・ならこっちよりも先にホーンラビットがいる西側で戦ってからこっちへ来いってことなのかもしれないな。それにアーカンの西側のスパイダーもそこまで強くなかったから、この2種類が初心者用のモンスターになってるのかもしれないしな」


「かもしれないなぁ。ってことは俺たちは運がよかったわけだな。先にホーンラビットの方を狩りに行ってさ」


「逆にそっちが強化されてたら俺たちは何も出来ずに戻ることになってたかもしれないがな」


「それは言うなよ。・・・しかし西の草原が弱いままだとすると次の土日ぐらいにはボスに挑戦するプレイヤーも出てきそうだな」


「そうなのですか?東の森の女王蜂があれほど強かったのでそちらも強いのではないのですか?」


「いや、西のボスはそこまで強くないんだよ。ボスだけしか出なくて、そのボスも20を超えた防具スキルが3個もあればこの兵隊蜂の装備で1割削られることもなかったからな」


「多少強化されてても6人のパーティに回復役が2人もいれば十分耐えることができるってことか」


「あくまで予想だけどな」


 そういった予想や違いを見つけるのについ熱中してしまったが、今の俺たちの目的はクエストの完了のためにヒツジやウシを狩ることだったので、このあたりでやめて狩りに戻った。特に問題も起こることもなく2人が順番にそれぞれ5匹ずつ倒すと、最後に俺が毒で倒してヒツジとウシ15匹ずつを倒してしまったのでギルドへと戻ることにする。


 戻る途中にメニューから道具を確認してみたところ、3人の『羊の毛』と『牛の皮』がそれぞれ20個以上集まっているので2人分の納品クエストも報告できることがわかった。マサトが後でミサトから譲ってもらうということだったので、俺とミコがそれぞれ10個ずつもらい、残りをマサトに渡した。


 ギルドに戻って報告をしようと思ったところでミサトからマサトに『TEL』がきた。

誤字・脱字・質問などございましたらお気軽にしてください


次回投稿が遅れるかもしれません(遅くても日曜日には上げます)

そろそろ設定とかまとめないと作者が混乱してきました・・・申し訳ないです

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