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あぁっ! 飯屋(メシヤ)サマ!!  作者: 榎本灯歌
1章 【魔王の涙(サタン・ラルム)】は枯れない
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酔いどれたちの肴③



田舎者たちが一階に降りると、数人の男と一人の女がいた。

数人の男は2つの席に別れて、アルコールをちびちびと飲み、カウンターに視線を向けている。

その先には年のいった女が犬族(カーネ)の少女と話こんでいる。


「プッチーナちゅあーん、エールもういっぱーい」

「おれもー」

「はーい」


元気よくゴブレットをいくつももち、かけてきたのはあの子……じゃなく犬族(カーネ)の少女ーープチである。そして考える間もなく


「きゃあ」


……こけた。


エールが宙を舞い、木製のゴブレットが盛大なコーラスを響かせ、そして少女は


「またやっちゃった……」


ずぶ濡れである。


水も滴るのは良い男だが、酒まみれの彼女は


「……ごくり」

「ふえぇ……」


透けた胸元。素肌に張りつく衣服。

幼い顔立ちに似合わぬ扇情的な体が男たちの視線を釘付けにする。



「あーあー。プッチーナちゃん、早く奥でふいといで」


すこし年かさの女が大きめのタオルでプチの体を覆い、男たちの視線を遠ざける。

誰も邪魔はしない。これくらいは日常茶飯事であるがために、いつでも見られるのである。


それに納得しないものは、田舎者たちである。

「(どぎゃーおっぱいが……)」

「(おっぱい)」

村で一番ふくよかな女だってあんな立派な胸は持っていない。

「おらぁー決めただ」

ダミアンがぼそりと言えば、他の二人は何がだと問う。

「なんがなんでも、あの子を嫁にするだ」




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