前日
柴月のTSもの第2弾です。
第一弾はまだ未完結ですけど書きたくなったんです。
「だから、なんであいつはあそこでくっつかないんだよ」
「そうだな。鈍感イケメソは死ねばいいと思う」
現在ベットの上でケータイ片手に幼馴染の「三崎原友紀」と昨日発売されたラノベについて軽く語っていた。
友紀はその漢字のせいで昔っから「ユキちゃん」とバカにされていた。今も継続中だが、な。
「何故あそこで頭がうまく回んないんだろうな」
「それは多分、だんだん強くなるのが王道のセオリーだからだろう。最初っからチートはすぐにネタが尽きるからな。だんだん強くするほうが書きやすいんだろう作者は」
「メタ発言乙」
「私は作者の執筆したストーリーから作者の心情を読みとっただけだよワトソン君」
しらんがな。と相槌を打たれながら会話はヒートアップ否、チートアップしていく。
そしてしばらくしゃべっていると、
「それでさ、その主人k――って母さん!ケータイ取らないでくれよ!「いったい何時だと思ってるのよ。明日休みだからってもう寝なさい」うい」
と友紀の親御さんの声が聞こえ、ふと時計を確認すると11:53分。
しゃべり始めたのが8時だからかなり喋ったな。料金はいろいろプラン組んでるから安いけど。
「ごめんなさいね、和人くん。友が長い時間しゃべって」
「いいえ、俺も夢中になってて時間がこんなに過ぎてるとは思わず。友紀にお休みって言っておいてください」
「わかったわ。おやすみなさい」
「はい。おやすみなさい」
電話を切り、ベットに横になった。
まさか、こんなことになるなんて思ってもしなかった。
感想を待つ。