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飲料戦隊②
「あっ! 有限会社ガーマオイルって、このアパートの隣の?」
「そうなの。私たち兄弟で健康や美容にいいオイルを製造、販売しているのよ。ヒーローだけでは生活が厳しいから……私はネクターピンクのサツキよ。よろしくね、ジュンジ君」
ネクターピンク・サツキも名刺をくれる。
「私はスカッシュイエローのミユキ。よろしく」
「僕はコーラブルーのカズキだよ。よろしく」
スカッシュイエロー・ミユキ、コーラブルー・カズキもそれぞれ名刺をくれた。
「……ありがとうございます。コーラレッド、コーラブルー……なるほど……ネクターピンク、スカッシュイエロー……たしかに飲料戦隊って感じですね。そういえば、先ほどコーラレッドさんが五人兄弟って、言ってましたよね? もう一人いらっしゃるということですか?」
名前以外は全く同じ内容の名刺に目を通しつつ、一体なんと呼んだらいいものか思案するジュンジは質問してみる。できれば、そのタイツの色で呼びたいところだ。
「そうそう、五人兄弟。グラスグリーンのタツキがいるんだけどね」
スカッシュイエローがよいしょっと座りなおしながら答えた。
「グラスグリーンのタツキさん?」
スカッシュイエローにジュンジが続きを求めたその時、ネクターピンクがすかさず興奮気味に割って入ってきた。




