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ジュンジ~コーポ仙田へ行く~⑤
イエローとブルーは、あぁどうもという感じでおじぎを返してくれ、少々ホッとする。
玄関のドアを閉めたピンクはジュンジのさらに左隣に座った。
イエロー、レッド、ブルー、ジュンジ、ピンクは六畳のタタミで円になっている。
微妙な空気が場を濁す……いたたまれないジュンジは口を開いた。
「……お食事中に、どうもすみません……」
コンビニのチルド弁当、サンドウィッチ、おにぎり、ジュース等それぞれ好みで買ったようなものが適当に置いてある。
「気にしないで、それより何があったの? まずは話してみて」
優しいピンクはジュンジの肩にそっと手を置く。
その顔の距離は近い。ちょっと酸味のある息がぬるくかかった。
姿がタイツピンクでなければ、ジュンジはとっくに恋に落ちていたかもしれない。
「はっ、はい……では、あの……同僚のノブオさんがいなくなったところから……」
タタミの一点を見つめるジュンジは、今まであったことをポツリポツリと話すのだった。




