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ジュンジ~コーポ仙田へ行く~②
「そういえば、隣の建物で美容オイルの販売をしてるって言ってたな? まだやっているんだろうか……?」
コーポ仙田は今ジュンジが立っている位置から奥に続いていて、長方形になっている。
おそらく、そのさらに奥、トタンの建物があるのだろう。
ジュンジはコーポ仙田の横に回って歩いてみる。
「……あっ、本当にあった! 有限会社ガーマオイル? ガーマオイルは最先端の美容オイル……」
ところどころ色の剥げてしまった看板がはりつけてある。手書きの書体と色合いに時代を感じた。
それは波打つような壁の、トタンの建物だった。コーポ仙田と同じ高さで、1階はシャッターがあり、閉まっている。
建物の脇に階段が付いていて、そこを登れば二階に行けるようだ。
「ふーん……何か仙田サブ郎さんについて教えてもらえないかなぁ……」
ここも留守かもしれないけど……と思いつつ、やっぱりさびついている階段を慎重に上る。
すると、すりガラスのついたドアがあった。そのドアノブに、なにやらプラスチックのプレートがひっかけてある。
「ただ今、隣のコーポ仙田二階、203号室または204号室等におります。御用の方はそちらへ……って結局、何号室にいるんだよ!?」
仕方がないので階段を下り、少々ためらったが意を決す。




