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追憶の俺たち  作者: 春天アスタルテ
第二十四話 ジュンジ〜意山さん家に行く〜
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ジュンジ~意山さん家に行く~②


「おっ……!!」


 ガチャンとなって、意外にも南京錠は外れてしまい下に落っこちた。適当にさわっていたら、鎖もどんどんほどけていく。


「外れちゃったな……なんでもやってみるもんだね」


 ひと昔前のジュンジならきっと、コソコソと鎖を戻し帰ってしまっただろう。それどころか、鎖すら、さわらなかったのかもしれない。


 だが、アラサーになり、ちょっとだけふてぶてしくなった今のジュンジはひと味違う。


 緊張しながらも門扉を引いた。ギイッと音がして、すんなり開いた。


「おじゃましまーす」


 小さく言って玄関ドアまで行ってみる。呼び鈴を押してみるが、電源も入っていないようで何の音もしない。


「だよね、やっぱり……」


 開くわけないよ、と思いつつドアを引いてみた。すると、ガチャッと開いてしまった。


「あ、開いちゃった……うっ、なんだ……!?」


 ドアを開けたことにより室内のホコリたちは舞い上がり、外からの光を受けてキラキラと輝く。さらに、カビのせいなのか、酸味のある鋭い臭いが鼻を刺激してくる。


 誰も訪れる者はなく、長い間、開けられることはなかったのだろう。


「げっ、げほぉっ……絶対、ノブオさんは来てないよな……んっ?」


 左手にあるゲタ箱の上には、ホコリが積もっていない。しかも、伝票用紙がある。


 ジュンジはそれを手に取って、目を凝らした。


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