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追憶の俺たち  作者: 春天アスタルテ
第二十話 首ちゃん
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首ちゃん②


 それでも四人は誰一人声を上げない。


 変な時間が数秒、流れた。


 すると、そいつは何かを思いついたように再びボールをつき始めた。



トーン、トントントン……ドッ、ドッ……



「テテテッ!! テテテ好きだーと、テテテーテ!!!」


 手まり唄のときとは全く違う身のこなしでドリブルし、ゴールへ向かう。


「急にうろ覚えのアニソン歌いながらバスケをしだすなんて!! なんだアイツ!!!」


 どういうつもりだ、としゃがんでいたノブオは立ち上がった。


 グラスグリーンは開いていた鉄扉を、さらに大きく開ける。


 ギィッという音とともに、こちらをチラ見する謎の人物にも四人の姿がわかった。


「チッ……!! 年頃の女子じゃねぇのかよ!!!」



ダンッ……!!!



 最後にジャンプしてかっこよくボールを入れようとしたのは、その場にいる全員が察していた。


 だが、邪念が入ったのだろう。ボールはリングにはじかれ、明後日の方向へ転がっていった。


 また場は静まりかえり、妙な時間が流れだす……


「……おい! なんだよ、なんか言えよ!!」


 ばつが悪そうにしながら、そいつはこちらにやって来た。


 近づいてきたその姿を改めて見た四人は驚き固まってしまう。


「なんだよ、えっ? 何?」


 襟首えりくびにシャンプーハットをかぶったような黄色の派手な衣装で、真っ白に塗られた顔、大きく真っ赤に描かれた口は、間違いなく典型的なピエロの姿だったが……


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