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追憶の俺たち  作者: 春天アスタルテ
第二十話 首ちゃん
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首ちゃん①


 ノブオたち一行は校舎から外に続く渡り廊下を歩いていく。


 体育館の茶色いゲタ箱前まで来たとき、中からボールをつく音が聞こえてきた。


 いくつかある大きな鉄扉のひとつが開いているのに気づいたノブオは、ノブオ少年、倫子、グラスグリーンと目配めくばせして、扉に近づいて行った。


 各々、そっと中をのぞいてみる。



トーン、トーン、トーン……



 まーりをついたらテンテンテーン……ちごの頭や、あな悲し……嫁いでいったねぇさんが髪を乱したその夜に……



 中では、誰かがボールをつきながら不気味に歌っている。


「まさかバスケのボールをつきながら、手まり唄をうたってんのか……しかも歌、怖すぎだろ」


 ノブオは小声で言って固唾をのんだ。


「夜中に体育館でボールをつくなんて、絶対ピエロの首ちゃんだよ!!」


 興奮したノブオ少年はバランスを崩した。



ドーン……!!!



 しゃがんでいる体勢から横に倒れてしまい、思いっきり鉄扉にぶつかってしまった。


 鈍く重い音が一帯に響く。


「いって……」


「誰だ!? 誰かいるのか!?」


 中の誰かはそう言って、ボールをつくのをやめた。こちらを凝視している。


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