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追憶の俺たち  作者: 春天アスタルテ
第十九話 集合
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集合③


 思い出そうと頭を働かせるノブオの耳元で、グラスグリーンはささやいた。


「ちなみになんですが……人間の仙田タツキ役は旬の若手俳優を起用し、僕はグラスグリーンとしてこのまま出てたんですよ」


「そ、そう……」


 混乱するノブオをそのままに、グラスグリーンは特別だよ、と先ほどの名刺をどこからともなく取り出すと、ささっとサインを書いてノブオ少年に渡した。


「すっげぇー!!! 仙田タツキって書いてある!!! 本物だぁ!!!」


 喜びのあまり、ノブオ少年はジャンプしながらくるくる回る。


「ノブオ君、あんまり大きな声を出すとよくないよ。またお化けがよってきちゃうよ」


 倫子がはしゃぐノブオ少年の肩をたたき、はっと我に返るノブオ少年は静かになった。


 一瞬間があって、思い出したノブオは口を開く。


「そういえば、体育館に七不思議の誰かがいるって、さっき言ってたよな? みんなそろったし、体育館に行ってみるか?」


 グラスグリーンをちらっと見て、ノブオは他の二人とも目を合わせ尋ねた。


「体育館か。ってことは、ピエロの首ちゃんのことだね……」


 あごに手をやり、ノブオ少年は考えるようにして言った。


「ピエロの首ちゃん?」


 ノブオ少年は昔の自分のはずだ。


 だが何を考えているのか、さっぱりわからない。


 昔の自分と今の自分というのは、全然違うものなのだろうか……と考えるノブオも、そっと顎をさわった。


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