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お手伝いする③
「ああ……ウサギたちが掘っちゃったんでしょうね。これは早く埋めないと。仙人、ウサギ小屋の鍵はありますか?」
「んっ……あぁ、あるよ。でもスコップを取りに行かないとなぁ」
腰に携えているたくさんの鍵の中から、仙人はウサギ小屋のものを探す。
「スコップか……あの用具入れの中ですね! 仙人、今日は疲れたでしょ? 後は俺がやっておきますから。仙人は先に帰って休んでください」
スコップのある用具入れはウサギ小屋からさほど遠くはない。それでも取りに行くのを渋る仙人はかなり疲れているのだろう。
「んっ……そうかぁ、じゃぁ頼むか。んっ……用具入れの鍵もこの中にあるから、全部預けるな……俺、ウサギ小屋のも、すぐに見つけられないから、ノブオ、探してくれな……」
そう言って、仙人は鍵の束をノブオに渡した。
「うん、これが終わったら俺もすぐに仙人の部屋に帰るんで、安心して休憩してください」
鍵を渡され信頼されているような嬉しい気持ちと、仙人の体調が心配な気持ちがノブオの中で複雑に混ざる。
「んっ、んっ……じゃぁ、頼むなぁ……」
「お気をつけて……」
よろよろとゆっくり進んでいく仙人の後姿を見送って、ノブオはスコップをとりに行った。




