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追憶の俺たち  作者: 春天アスタルテ
第十二話 やっぱりだった
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やっぱりだった②


「んっ!! その通りだ!! 小学校は河ノ沼小学校じゃなかったか?」


「そうです!! 河ノ沼小です!! あぁ、そうか……俺は本当に、あのひとりかくれんぼモドキで過去に来てしまったのか……」


 自らが体験したことを仙人に一つずつ説明していたはずなのに、頭の中では他人事のようになっていたのか、もしくはあり得ないことだと拒否してしまったのか、ノブオには過去にやってきたという発想はまるでなかった。


「んっ……まぁ、生きてりゃな。過去は当然あって、未来は多かれ少なかれあるだろうし、現在も確実にあるんだな。んっ、俺とノブオの現在は今、ここにあるんだ」


 うんうんと仙人は一人で納得し、楽しそうに茶をすすった。


「なるほど。確かに今が現在で……? はぁぁ……もうわかんねぇな」


 ノブオは頭を掻きむしる。


「おぉ、まんじゅう出すのを忘れとった。まんじゅう食ったらな、風呂に入りに行こうなぁ」


 よいしょっと仙人はゆっくり立ち上がった。腰をさすりながら流しの方へ行き、小さな食器棚の上にあった白いビニール袋の中から茶色のまんじゅうを取り出した。


 再びゆっくり戻ってくると、一つノブオにくれた。



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